
有料検索広告を、意味があってビジュアルなものにすると何が起きるだろうか。検索結果をめくって見られるページ全体のプレビューにする検索エンジンベンチャー、Searchmeは、AdViewのベータ版を立ち上げ、答えを見つけようとしている。同社初の広告分野進出であるAdViewは、AdWordsのSearchMe版だが、有料のテキストリンクを売るかわりに、検索結果の中にウェブページ全体やビデオその他のビジュアル広告のクリッカブルブレビューを組み入れる。
広告主で試してみたい人は、ここで登録すれば、最初の500社をSearchMeが無料トライアルに招待する。そう、SearchMeに30日間無料で広告キャンペーンを張れるのだ。
しくみをみるために、“Ralph Lauren”を検索して、検索結果の3番目までめくってみると、同社の秋コレクション用のランディングページが表示される。つまり、ウェブサイトが広告そのものになる。これは、StumbleUponが、記事20件くらい毎に広告を挟むのと似たやり方だ。しかも、広告はYouTubeビデオでもよく、SearchMeを離れることなく再生できる。たとえば、“Mac”を検索して3番目の結果をみてほしい(SearchMeがデモ用に「I’m a Mac, I’m a PC」の広告を入れている)。
これは非常に効果的な広告形態となる可能性を秘めている。まるで雑誌の広告がウェブサイトになったようだ。ビジュアルで魅力のあるランディングページを作れる広告主が有利になるだろう。また、強力なターゲットビデオ広告としての可能性もあり、キーワードによるターゲッティングと組み合わせてTV風の視聴体験をさせられる(SearchMe自身のビデオCMを下に貼ってあるのでお試しあれ。TVスポットCMにも使う予定とのこと)。
SearchMeはどうみても巨大な存在とはいえないが、広告の新しい形態を試す実験の場としてすばらしいものを提供している。Quantcastが最近6ヵ月順調な伸びを示し、米国内で300万訪問者数を記録した。これは、有料ビジュアル広告のROI[投資収益率]を試すのに十分な規模だ。同サービスの自然発生的な成長もまた、このアイディアが当たる可能性を示唆している。Appleが、消費者をページめくりメタファーに慣れるよう訓練していることも足しになっているに違いない。同社のリリースされたばかりのSafariブラウザー の目玉のひとつが、同じようにブックマークページやブラウズ履歴をカバーフロー風に扱うものだ。


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(翻訳:Nob Takahashi)




