3Sixty、ファイル共有サービスのDivShareをデッドプールから救出
by Robin Wauters on 2009年2月27日

もう大分前になるが、2007年10月、われわれはファイル共有サービスのDivShare紹介した。ファイルをネット上に保管して管理、共有するサービスとしてまずまずの出来映えと評価したと思う。しかし1ヶ月後、このサービスはオークションサイトに売りに出たので、われわれはデッドプール入りさせた。

ここで2009年の1月に早送りする。インターネット業界に長いベテラン起業家のグループが3Sixtyという新会社を作り、なんとDivShareを買収した。そしてDivShareのサービスを継続するだけでなく、近く新しい機能をいくつか付け加える計画だと発表した。DivShareが買収されるまでにこれほど長時間かかったのは、このサービスがうまくやっており、実際に収入を上げていたため、所有者は売り急ぐ必要がなかったからだそうだ。所有者は間違いなくサービスを継続運営してくれる買い手が現れるのを待っていたということらしい。

周知のとおり、オンライン・ファイル共有サービスというのは現在ひと山いくらというくらい数多く存在する。しかしDivShareには100万を超すユーザーがおり、驚くなかれ、利益を出していたというのだ。(ベンチャーキャピタルから一切資金を調達していないのだから、もちろんそうでなくてはならないわけだが)。私はDivShareをテストしてみた。どこといって際だった特長があるわけではないが、宣伝のとおりに作動することは間違いないし、そこそこの容量(5GB)が無料で提供される。またDivShareは違法なファイルが保管されないよう、細心の注意を払っているようだ。しかし、無料アカウントでは、ファイルを1つアップロードするたびに厚かましいページ一杯の広告やポップアップ広告が現れるのはたいへん目障りだ。しかし広告なしのプレミアムサービスの料金は妥当なものだし、広告の掲示方法も現在再検討中だという。

またDivShareにはファイルにアクセスするためのiPhoneアプリや、SNS内で簡単にファイルを共有できるFacebookアプリなど、気の利いた機能がある。WordPressの通常のファイルアップロード機能に代えて、DivShareからファイルをアップロードするWordPressプラグインや機能豊富なAPIも提供されている。詳しい情報はこちらから

興味深いことに、3Sixtyのメンバー(元Netscape、Roku、Verizon Wireless、AT&T、PSINet、Sybase等々)は、DivShareの買収は第一歩に過ぎず、この先、魅力的なコミュニケーション・サービスを形づくるためにいろいろなプロジェクトが進行中だと私に語った。残念ながら、現在明らかにできるのはそこまでだそうだ。一体何が出てくるのか、今後に要注目だ。

いずれにせよDivShareはデッドプールから出た。ファイル共有サービスに興味のある向きはチェックしてみるとよいだろう。

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(翻訳:Namekawa, U)