
Facebookは数週間前、後に大騒動を呼ぶことになるサービス規約の改訂を試みたものの、後日それを撤回し、データはユーザーが所有することを公に確約したが、今度は別の戦法を試そうとしている。Facebookがユーザーに対して、サービス規約の改訂案への意見と提案を求めている。
Facebookは、「Facebook理念」の提案書(以下に転載)および「権利と責任に関する声明」の原案を公開した。メンバーはそれぞれの提案書の検討用に設けられた専門グループで両案の検討に参加できる(こことここ)。
収支報告会見で、CEO Mark Zuckerbergが次のように解説した。
本日は今後のFacebookの拠り所となるべき文書についてお話します。これはあまり前例のないことだと考えていますが、一連の作業の中にユーザーにも大いに参加していただきます。
同氏はあらためてこう語った。
私たちはユーザーデータを所有しません。ユーザーのデータはユーザーが所有しています。われわれには、あのような印象を与えるつもりはなく、そうなってしまったことを遺憾に思っています。
声明文は以下のとおり。
Facebook理念
われわれは世界を今以上に開かれ透明性の高いものにするためにFacebookを構築き、それがすばらしい理解と繋がりを生むものと信じている。Facebookは、各個人が共有し繋がるための大きな力を提供することによって開放性と透明性を浸透させ、Facebookがそのような目標を追究するための指針となる理念を広める。この理念の実現は、法律、技術および変化しつつある社会規範の制約によってのみ束縛される。したがってわれわれは、Facebookサービス内の人たちの権利と責任の基盤としてこの理念を定める。
1. 共有と接続の自由
誰もが、あらゆる望んだ情報を、あらゆるメディアや形式で共有する自由を持ち、いかなる相手 – 人物、組織、サービス – とも、両者の合意がある限りオンラインで繋がる権利を持つものとする。
2. 情報の所有と制御
自分の情報は自分が所有するものとする。望んだ相手と情報を共有し、望んだ場所に持っていく自由を持つべきである。これにはFacebookサービスから持ち去ることも含まれる。誰もが情報を誰と共有するかを決め、その選択を守るためのプライバシー制御を行う自由を持つべきである。ただしその制御とは、情報を受け取った者が、それをどのように利用するかを制限するものではなく、Facebookサービス外ではことさらである。
3. 情報流通の自由
誰もが、他者によって利用可能とされた情報をすべて利用できる自由を持つものとする。
4. 基本的平等
あらゆる「人」 – 個人、広告主、開発者、組織、その他の実体を問わない – は、その主たる営みに依らず、Facebookサービス内における存在および情報のアクセスと配布が可能であるものとする。一連の理念、権利および責任が存在し、Facebookサービスを利用する「人」すべてに適用されること。
5. 社会的価値
誰もがアイデンティティーと繋がりを通じて信頼と評判を構築する自由を持ち、Facebookサービスにおける存在を、Facebookの「権利と責任に関する声明」に記載されている以外の理由で、剥奪されることはないものとする。
6. オープンプラットホームおよび標準
利用可能な情報を共有、利用するためのプログラム用インターフェースが提供されるものとする。インターフェースの仕様は、誰もが利用できるように公開されなくてはならない。
7. 基本サービス
誰もがFacebookを、存在の確立、人との繋がり、情報の共有を行うために無料で使用することができるものとする。誰もがその地位や貢献度によらず、Facebookサービスを利用できるものとする。
8. 公共の福祉
Facebookおよびこれを利用する人々の権利と責任は、「権利と責任に関する声明」に記載されるものとし、それがここに定める理念と矛盾してはならない。
9. 手順の透明性
Facebookは、その目的、計画、方針および運用に関する情報を一般公開するものとする。Facebookは、この理念および権利と責任の改訂のために、告知および意見のための対話集会および投票システムを持つことによって意見提出と議論を促進する。
10. 世界は一つ
Facebookサービスは、地理的、国家的境界を超え、世界中の誰もが利用できるものとする。
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(翻訳:Nob Takahashi)




