今週の「DEMO」カンファレンスで、誰にでも簡単に「ミーム」を追いかけられるようにしようとする製品が2つデビューする。1つ目が英国ベースのEnsembliで、ユーザーが自由にキーワードを入力すると、それに関するトピックが表示される。もう1つが、意味解析検索エンジンEvriの「コレクション」という新機能で、同サービスがカテゴリー分けした用語を追いかける(企業名またはトピックを入れておくと、その話題の記事が新しく出るたびに、カスタム版フィードを作ってその話題を追いかける)。両方試してみたので、以下に私の比較体験を載せる。
どちらとも、本来あるべき包活性も最新性もない。GoogleやFacebookといった主要企業に関するニュースを検索したところ、Techmemeなど他のミームトラッカーが捕まえるような見出を見逃がしている。ただし、どちらも今後の検索ツールとして、また検索が徐々にナビゲーションツールになりつつある実例として、みるべき点がある。
Evriのコレクション機能では、意味解析検索エンジンがカテゴリー分けした概念を、ユーザーが選んで「フォロー」することができる。コレクションページには、最近の記事に加えて、ユーザーの追跡している話題に関する画像やビデオも表示される。さらに、関連する話題や概念のリストも作ってくれるのが便利だ。たとえば、私の “Google”コレクションの横には「Eric Schmidt」、「Twitter」、「Microsoft」、さらには失われた都市「アトランティス」へのリンクが表示されている。
Evriのコレクションページは、基本的には、検索結果にEvriの他の記事やウェブ全体を案内するさまざまな入口が加わったものだ。複数のトピックスをコレクションにまとめることができるので、同じページでGoogleとFacebookの両方を追いかけることができる。なぜかEvriでは各トピックにつき最新記事3件しか表示されないが、これは少なすぎだろう。もちろん、自分が見たいと思うニュースを全部集めてくるわけではない。また、自分が欲しいと思うカテゴリーを、Evriの意味解析検索エンジンが作っていなかったときは運が悪かったと思うこと。たとえば、DEMOカンファレンスは独立したトピックとして認識されない。

Ensembliは、対照的にずっとシンプルなインターフェースだ。サインアップして、追跡したいトピックを入力すると、Ensembliが人工知能ソフトウェアを使って、キーワードに関する記事のフィードを生成する。新しい記事が現れるたびにフィードが更新される。好きな数だけトピックを追跡できるが、トピックを見渡したり、関連トピックを検索する術はない。ブランクの検索ボックスが出るだけなので、何を検索したいかわからなければ何もできない。見出しはクリックするとそれぞれ記事の概要が表示され、ヘッドラインごとに誰かと共有できるが、方法はメールのみだ。

クリックして記事を読みに行くときに、上部にあるEnsembliツールバーを使って直接共有することもできる。(実際には目的のウェブページをフレームに収めたEnsembliのリンクに飛ばされる。GinxやDiggが近々出すツールバーとよく似ている。Twitter、Facebook、Friendfeed等のソーシャル共有サービスとの統合がないのは残念だ。
Ensembliにもいくつか問題がある。複数のトピックスを一つのフィードにまとめる方法がない。追跡している項目をいちいちクリックして見出しを見るしかない。まとめて見る手段はない。しかし、最大の弱点は、見出しが包活的でなかったり最新でなかったりすることがあることだ。たとえば、「Google」を追跡すると、最新と称してきのうの記事が1本表示され、その前の記事は2月18日のものだ。Googleではさまざまなことが起きていて、記事も十分あるので、Ensembliが毎日見出しをいくつも作れるはずだ。そして、Ensembliは自分自身に関する記事を選り分けるにも問題があった。(「ensembles」に関する記事が山ほど出るのは、許されるエラーかもしれないが、自分の会社くらいは正しくカテゴリー分けするべきだっただろう)。
全体的にみて、この対戦はEvriに軍配が上がった。


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(翻訳:Nob Takahashi)




