
経済がこのマンネリから抜け出すために必要なのは、ベンチャー企業を増やすことだ。Adeo Ressi – VC評価サイトTheFundedのファウンダー – が、フレッシュなアイディアとリーダーたちが経済に活を入れるのを支援する役を買って出た。スタートアップ・インキュベーター、TheFunded Founder Institute(サイトはまだライブになっていない)を立ち上げ、若いファウンダーたちをCEOへと仕立てあげる計画だ。同組織は、起業家育成分野のプレーヤーとして、Y Combinator、TechStars、SeedCamp、LaunchBox Digitalらと同じ道を進むことになる。
Ressiの新しい取り組みは、ごく、ごく初期段階にある起業家や学生で、スタートアップを立ち上げるための基本構想はあるものの、まだ会社設立はしていない人たちを対象にした年2期制のスタートアップ・キャンプだ。クラスの定員は150名で、パートタイム制をとり、プロフェッショナルが仕事を続けられるようにする予定(他のインキュベーターでは、起業家が仕事を休んで引っ越してくる必要がある)。受講者たちは意欲的な訓練スケジュールを通じ、4ヵ月の期間中、弁護士、CEO、投資家らからいつでも教えを乞うことができる。学期末には生徒全員がプロトタイプと会社組織を持ち、出資者候補を見つけなければならない。TheFundedを通じて数多くのCEOや投資家たちの知りあいを持つRessiは、生徒たちにハイテク業界のさまざまな人たちとの接点を提供しようと考えている。
Ressiによると、彼のインキュベーターが他と一線を画すのは、同プログラムが輩出したスタートアップから、一切の初期投資株も受け取らないことだという。代わりに、各スタートアップから「証書」を取り、インキュベーターがそのスタートアップに公正な市場価格で投資する権利を持つことに両者が合意する。価格は、同プログラム実施中の4ヵ月間に投資家たちによるネットワークで決定する。スタートアップが最初の資金調達ラウンドを実施した際に、インキュベーターがその証書を行使することができる。これは、よく知られたインキュベーターでReddit、Loopt、Justin.tv、Xobni、Disqus、Scribdら、多くの革新的なスタートアップを育成し、世に送り出したY Combinatorとは異なるものだ。Y Combinatorはスタートアップ各社に基礎資金として$5000プラス設立者1人につき$5000を与える見返りに、会社の2~10%の株式を取得する。これには二重の利点がある。スタートアップは開始当初から資金を得ることができるのに加え、Y Combinatorが出資することによって、その後の出資者探しにあたってお墨付きをもらえる。

Ressiはまた、Founder Instituteのモデルが、それまで企業を設立したことのない初期段階の起業家のみを対象にしていることについても語った。「私たちがファウンダーとして成功するよう育て上げられる、そんな普通とは違うユニークな起業家たちを、さまざまな分野で探しています。」同組織では、スタートアップ企業の最初のアイディアの可能性よりも、起業家候補の質に重点を置いているという。
最初のクラスは、今春末に開講し、近いうちにRessiがオンラインで申請を受け付ける予定。現在Ressiが同プログラムのカリキュラム(ここで見ることができるが、未完成のためクラッシュすることがあるとRessiから注意された)を編成しているところだ。同機関はシリコンバレーのVCハブを拠点に、年2回開催されるが、カリキュラムはすべてオンラインで一般公開される。
Founder Instituteは、幹部研修の短期集中コースと通常のインキュベーターの中間を行くような斬新なモデルだ。アイディアよりもファウンダーへの投資に重点を置く。Y Combinatorのアイディア重視モデルも、有望なスタートアップの育成と、そのアイディアへの出資者を見つけることの両面で、スタートアップにとって有意義な跳躍台であることが実証されている。この不況の下、あらん限りの新しいCEOとスタートアップに期待したい。
情報をくれたScott Scheperに感謝する。
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(翻訳:Nob Takahashi)
