Twitterについてはそろそろ検索エンジンとして考えるべきだ
by Michael Arrington on 2009年3月6日

今晩(米国時間3/5)、ある友人と夕食をいっしょにしたが、話がTwitterのことになった。友人はTwitterといってもどうもピンとこないようだった。私のまわりでTwitterについてピンとこない人間は彼一人ではないが、特にTwitterが最近の資金調達で得た$250M(2億5千万ドル)以上という巨額の会社価値評価に納得がいかない様子だった。私はその評価は当然だと説明した。なぜならTwitterは、何にも増して、検索エンジンだからだ。

私はTwitterをマイクロ・ブログ・サービスだと考えていると説明した。膨大な感情―苦情などがそこに吐き出されている。これは、すごいことだ。しかもwitterが獲得したユーザーベースはすでにクリティカルマス〔臨界点〕を超えている。世界中でなにか事件が起きていたら、必ずTwitterから情報が得られるのだ。

Twitterはまた他の種類の情報源にもなる。たとえば、企業の製品やサービスに関する生のユーザー体験だ。たとえば、数ヶ月前、ルフトハンザ航空のきわめて手際の悪いサービスのおかげで空港で立ち往生したことがある。私はTwitterで不満をぶちまけて、多少気が晴れた。すくなくとも長い行列に立ってぼんやり待っている以外のことができたわけだ。これ以外にも、私はWホテル(インターネット接続なし、部屋が寒い)やComcast(例によってインターネット接続の問題)について苦情をTwitterしたことがある。

最近、企業の製品やサービスについての体験をリアルタイムでTwitterに投稿するユーザーがますます多くなっている。企業側では、個別に対応すべきか(Wホテルは、ほっておいてくれ、と言って追い払うまで私にまとわりついた)、あるいは、単に何がうまくいっていて、何がうまくいっていないのかに関して情報を集めるべきか、いずれにせよすべての情報を欲しがっている。

そして、すべての情報はTwitterが昨年夏に買収した検索エンジン、search.twitter.comで収集できるのだ。

一般ユーザーはニュースを検索している。企業は製品やサービスへのフィードバックを検索している。これらはすべて大きな価値がある情報だ。

Twitter自身もこのことを認識している。Twitterはこの事実の上にビジネスモデルを打ち立てようとしている。有料のプロアカウントなどから入る細々した収入などどうでもよい。今必要なことは、ますます成長してユーザーベースを増やすこと、もっともっと上記のような不平、不満の生の声を集めることだ。トータルされるとそれらの情報は途方もない価値を生む。Googleの例でも明らかなように、検索は巨額の収入に結びつく。現在、オンライン広告売り上げの約40%は検索連動広告から来ている。

John Battelleも言っているとおり、Googleでさえこの分野でTwitterと競争できるか疑わしい。(Facebookは大いに努力しているが)。

しかも金を生むのは単に広告だけではない。企業はこうしたデータを意味のあるものにするために、現在まだTwitterが提していない各種の分析ツールを必要としている。もちろん、Scout LabsのようなサードパーティーもTwitterのデータマイニングに乗り出している。しかし、Twitterには企業向けのさまざまなユーティリティーの提供から収益を上げる方法があるはず。Facebookが2年前にそうしたように、買収提案をうまくかわしていくことができれば、Twitterが独立の企業としてやっていくに足る収入を得ることは可能だろう。いや、もしかすると株式上場さえできるかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

  • http://konosubarasikisekai.blogspot.com Wataru

    なるほどTwitterは情報ツールにもなり得るのですね。まさにミニブログですね

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090525300-things-id-like-to-see-from-twitter-before-a-tv-show/ Twitterにはテレビ番組の制作よりも重要なことが300以上ある

    [...] 検索を直せ。 Twitterの真価は検索だが、その現状は相当ひどい。やるべきことが、いっぱいあるね。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090526topsy-search-launches-retweets-are-the-new-currency-of-the-web/ Twitter検索エンジン、Topsyがローンチ―重要性の尺度はTwitterでReTweetされた回数

    [...] さて、今やウェブ上ではGoogleその他検索エンジンがフォローしきれない膨大なリアルタイムのコンテンツが生まれている。このうち大部分はTwitterから発信されているが、FriendFeed、Facebook、Diggその他のサービスからのトラフィックも無視できない。その結果、非常に多くのユーザーがGoogle検索と同時にTwitter Searchで検索を行うようになっている。たとえば私のように、たった今何が起きているかいつも追っている人間の場合、Twitter検索が全検索のおよそ25%を占めている。この率は時とともに上昇の傾向にある。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090709i-am-stunningly-uninterested-in-diller-and-malones-opinion-of-twitter/ 「Twitterにビジネスモデルがない」とまだ言う人たちにはまったく興味が持てない

    [...] 私はLiberty MediaのJohn MaloneにもIACのBarry Dillerにも深く敬意を払うものだが、2人のTwitterのビジネス・モデルについての意見についてはまったく興味が持てない。(そんなことについてはわれわれははるか昔の記事で論じている)。TwitterのCEO、Evan WilliamsがMaloneのLiberty MediaとDillerのIACのビジネスモデルについてどう思っているかの方が、その逆よりもずっと気になる。私はBuffettのYouTubeは有料購読モデルにすべてだという意見にも賛成できない。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090709i-am-stunningly-uninterested-in-diller-and-malones-opinion-of-twitter/ 「Twitterにビジネスモデルがない」とまだ言う人たちにはまったく興味が持てない

    [...] 私はLiberty MediaのJohn MaloneにもIACのBarry Dillerにも深く敬意を払うものだが、2人のTwitterのビジネス・モデルについての意見についてはまったく興味が持てない。(そんなことについてはわれわれははるか昔の記事で論じている)。TwitterのCEO、Evan WilliamsがMaloneのLiberty MediaとDillerのIACのビジネスモデルについてどう思っているかの方が、その逆よりもずっと気になる。私はBuffettのYouTubeは有料購読モデルにすべてだという意見にも賛成できない。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20100531techcrunch-meetups/ TechCrunch 5周年記念Meetupが世界250ヵ所以上で開催

    [...] 来たる6月11日は、Michael Arringtonが「Publish」ボタンを押してまさしく最初のTechCrunch記事をウェブに紹介してから、ちょうど5年目にあたる(記事はブログ検索エンジンTechnoratiの簡単なプロフィール紹介で、当時Mikeはこれをリアルタイム検索エンジンと呼んでいたようだ ― 歴史は繰り返す、ということか) [...]