iTunesとAmazonへの音楽販売代理サービスのWaTunes、無料化を決断
by Jason Kincaid on 2009年3月8日

WaTunesはインディーのアーティストが楽曲をiTunesやAmazonのようなオンライン・ ストアに公開して販売するのを手助けするサービスだが、このほど、そのサービスを完全に無料化すると発表した。この決断は、TuneCoreのようなライバルに対する直接的な攻勢だ。 TuneCoreは、同様にインディー・ミュージシャンのオンラインでの音楽販売を助けるサービスだが、楽曲数と対象となる音楽ストアの数に応じて料金を徴収している。

WaTunesの公式ブログでCEOのKevin Riversは、新しい料金体系(というか無料化)について次のように書いている。

われわれは登録無料、売り上げの90%をアーティストに還元するというビジネスモデルでやってきましたが、今回、売り上げをそっくりアーティストに還元することにしました。われわれのサービスはさらに向上しました。皆さん、これからはまったく無料で楽曲のオンライン販売ができるようになるんです。これ以降、WaTunesのクライアントは、何曲でも好きなだけオンラインで販売し、ロイヤルティーを100%受け取ることができます。その他のサービスも含めて、全部無料です! キャンセル料とかそういった落とし穴などいっさいナシです。

というわけで、同社は収入源の全てを放棄したわけだが、いったいどうやって金を儲けるつもりなのか? 私はCEOのKevin Riversに話を聞いてみた。Rivers次のように説明した。「われわれのサイトは音楽をベースにしたSNSに移行する。高機能な音楽ウィジェットを提供し、アーティストとファンのコミュニティーを組織していく。(どうやらMySpace Musicのような方向を目指しているらしい)。ユーザーが楽曲を購入できるオンライン・ストアも設ける。主たる収入源は広告となる。WaTune’sの音楽配信サービスの無料化は多数のインディー・アーティスストをこのサイトに引きつけて音楽SNSの形成に役立てるためだ」。Riversによると、SNSは6月ごろローンチする予定だという。

アーティストにとっては願ってもないサービスだが、ちょっとうますぎる話のような気がしないでもない。すでに数多くのオンライン音楽コミュニティーが存在しており、WaTunesが数多くのアーティストのオンライン化を手助けするようになったとしても、それで新しい音楽ポータルのユーザーを劇的に増やす役に立つのかどうか、私は疑問に思える。とはいえ、無料は無料だ。少なくとも当面は、WaTunesが新しいアーティストを集めるのに苦労はしないだろう。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

  • http://corns.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/itunesamazonwat.html Corns Blog

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