Y Combinator発のVoxliが、ブラウザーベースの音声チャットでゲーマーを狙う
by Jason Kincaid on 2009年3月10日

Y Combinator出身のスタートアップで今日(米国時間3/9)開業するVoxliは、グループ内の音声チャットをできる限り簡単にしようとしている。同サービスは、ゲーマーやグループのメンバーが、ある固定URLを訪れてグループチャットのセッションに参加するもので、ブラウザーのプラグインを用いて「push-to-talk」(ボタンを押している間だけ話す)を実現している。Voxliは、Internet ExplorerおよびFirefox(Mac、Windows共)で利用可能で、他のブラウザーも今後サポートされる予定だ。

Voxliはまず、このサービスをゲーマーにアピールすることに焦点を絞る。チームゲームをプレイしている最中に仲間としゃべりたいというゲーマーは多い。ゲーム内音声チャットは新しいコンセプトではない。私がRoger Wilcoというプログラムを使って、Counter Strikeをプレイしたのは10年近く前のことだ。その後World of Warcraftなどのゲームによって、音声チャットが必須になってきた。大規模なグループ活動(raidsと呼ばれる)が中心となるゲームでコミュニケーションは不可欠だ。

今ではさまざまなチャットクライアントがあり、VentriloTeamSpeakMumbleなどが代表的だ。しかし、この手のサービスの殆どは、ポート番号やサーバーアドレスを手で入力する必要があり面倒だ。Voxliはこれを避けるために、ユーザーに固定URLを発行し、それをグループのメンバーに配るようにした。この方が断然便利だ。Voxliはブラウザーのプラグインであり、ネイティブなクライアントではないため、このこともアピールの材料になると同社は考えている。

Voxliを使うには、チャットルーム用にホットキーを割り当て、ゲーム中話したい時にはこのキーを押す(ホットキーは、どのアプリケーションが開いている時でも働く)。チャットルーム1室につき最大200名が同時に使用できる。複数のチャットに同時に参加したいユーザーは、新しくタブを開くことができる(ルーム毎に別のホットキーを割り当てることもできる)。

公開ベータ期間中(1~2ヵ月間の予定)、Voxliは誰でも無料で使え、ユーザー登録も必要ない。このハードルの低さには、1つ落とし穴がある。自分たちのチャットルームへの参加を制限する方法がないため、敵軍のメンバーが潜入してくる可能性があるのだ(Voxliでは、限定ルームの導入が第一優先だと言っている)。いずれVoxliは、ユーザーから少額の料金を取ることになるが、インフラ費用を低く抑えた(EC2のようなサービスを利用している)結果、ライバルの半分程度の料金にすることができるだろうと同社では言っている。

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(翻訳:Nob Takahashi)