Amazonが、同社のクラウドコンピューティング・プラットホームであるAmazon Web Servicesの価格モデルを改訂し、EC2製品に「リザーブド・インスタンス(Reserved Instances)」と呼ばれるものを導入した。リザーブド・インスタンスとは、EC2を1年以上使用するという約束と引換えに、サービスの料金を引き下げ、ストレージ容量も保証するものだ。
Amazonは、この新料金体系によって企業のクラウドコンピューティングのコストが下がると言っている。顧客がリザーブするインスタンス毎に一時払い費用を支払うことによって、そのインスタンスの時間当たり利用料金が大幅に安くなる。(インスタンスはAmazonでのコンピューティング容量の単位のこと)。一時支払いするとそのインスタンスは予約され、それ以上の義務はない。顧客は消費したコンピューティング容量だけを支払えばよい。例えば、オンデマンドEC2 Small Instanceの料金は1時間当たり$0.10。EC2のリザーブド・インスタンスを1年契約すると、コストは一時払いのリザーブド・インスタンス費用と利用料を合わせて$0.067/時になる。Amazonは一時払い費用を「ハードウェア購入」、時間利用料を「運用コスト」になぞらえている。
オンデマンドのインスタンス費用とリザーブド・インスタンス費用の比較を以下に示す。


Amazonはクラウドコンピューティング分野のビッグプレーヤーになりつつあり、最近ではIBMとの提携も実現している。Amazonが企業とクラウドコンピューティング・プラットホームの長期契約を結ぼうとしていることは間違いない。Microsoftのクラウドコンピューティング・プラットホーム、Azureが今年中に開始される予定なので、おそらくAmazonはAzureが出てくる前に顧客を囲い込もうとしているのだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi)
