AOLのPeople Networks部門が本日(米国時間3/16)ソーシャルネットワークサービスのBeboをフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、およびオランダなどの欧州主要国にてスタートすることを発表した。Beboはちょうど1年ほど前にAOLが買収したサイトだ。
Beboはこれまで英語およびなぜかポーランド語のみをサポートしていた。今後はIPアドレスによるジオターゲティングを用いて、サービスを利用者の母国語で提供していく。尚、先週には米国在住のラテン系利用者に向けたサイトをスタートさせている。
欧州に於いてソーシャルサービスの成功を収めるのは容易なことではない。またNetlogやFacebookが、MySpaceと並んでそれなりの基盤を確保している。但し後者は最近、同社の拡張戦略の見直しを迫られているようでもある。Beboは地元メディアをパートナーとして(もちろんそれだけで成功が保証されるわけではない)、うまく立ち回ろうとしている。BeboのパートナーにはAlloCiné、RTLのClipfish、Yalp!を所有するTelecom Italia、Diagonal ViewおよびPreview NetworksのFilmtrailerなどがあり、いずれもBeboのOpen Mediaプラットフォームに組み込まれることとなる。Beboは上記および今後増加予定のメディアパートナーのサイトにボタンを貼り付けてもらい、利用者のプロフィール情報をステータス更新情報にて共有化していく考えだ。
方法論としては間違っていないと思うが、欧州で一定の成果をあげている企業や同業の地元企業との競争に晒されることにはなる。今世紀の始まり以来、多くのケースでは長く、厳しい戦いになっている。欧州におけるソーシャルネットワークサービスの歴史を知る人は同じように予想するだろう。あるいは世界的に広がるオンライン広告予算の減少も、戦いを一層厳しいものとするだろう。

以前、AOLがBeboの売却を考慮中なのではないかという記事を掲載した。しかしプレスリリースなどを見ると、AOLはソーシャル戦略の多くを、一層Beboに負うようになっているようだ。
BeboはAOL People Networksビジネスユニットの中核を為す物です。People Networks上のコミュニティプラットフォームにより、誰もがみなの興味を持つ内容を共有することができるようになり、生活を豊かにすることができるのです。People NetworksはBebo.comのウェブ上での仕組みをPC用クライアントやモバイル端末で提供し、繋がるための機能を提供してまいります。People Networksの中核となるのはLifestreamで、ソーシャルフィードを収集し、複数メディアに配信するリアルタイムプラットフォームです。
Beboの決断が内容面および時期的な観点で正しかったかどうかは数年後に振り返って検討したい。ただ、欧州への参入がかくも遅れ、十分な戦いを繰り広げていくことができるのかどうかについては疑問を感じている。
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(翻訳:Maeda, H)




