
Microsoftはサイト運営者がAdCenterを利用してサードパーティーのサイトに内容連動広告を掲載するためのセルフサービスのプラットフォーム、PubCenterをベータテストしてきたが、評判がよいようだ。 MicrosoftがPubCenterのテストを開始したのは昨年夏だ。
われわれが取材したあるベータテスターは、「PubCenterはGoogleのAdSenseやYahooのPublisherよりはるかに高い金を払ってくれる」と述べた。これらの3つのサービスは、いずれもサードパーティーのウェブサイト運営者が、自サイトの内容に連動した広告をセルフサービスで設置できるようにするもの。
従来、この市場では(というかあらゆるコンテキスト広告市場で)Googleが圧倒的優位に立ってきた。理由は掲載者に対する支払いがよかったからだ。しかしMicrosoftがPubCenterでより広いサイト運営者の層にアプローチを始めたことで、この状況が変るかもしれない。Microsoftが市場シェアを高めるために広告料の還元で運営者に有利な条件を示すなら特にその可能性は高い。
現在、PubCenterはウェブサイト運営者のごく一部に対してテストされている。われわれの取材相手は、「Microsoft Pubcenterからの収入はGoogleAdSenseからの4倍にも上る。しかも金だけがPubCenterがAdSenseより優れている点ではない。広告自体の質もGoogleよりよく、内容への連動性も同程度に高い」と語った。また、この情報提供者によると、Microsoftの広告主の審査基準はGoogleより厳しいようだという。それに反して、GoogleのAdSenseの広告は「なんでもあり」で審査はないも同然だ。もちろん、広告主の数が少なければ、一般的でないコンテンツに広告を供給するのは難しくなる。
また、われわれの取材によると、Microsoftは広告掲載者側で、広告の背景に画像を利用すること許可しているようだ。Google AdSenseでは、掲載者は色を変えることしかできない。
Microsoftはベータテスターが、Googleと専属契約を結んでいないかぎり、Pubcenterの広告に加えてGoogleの広告を掲載することも許可している。サードパーティーサイトへの広告出稿というのは従来から議論を呼び起こしてきた手法だ。広告主は検索に対して広告が出稿されて、クリックされて、成果が上がることを期待している。Googleはまったく成果を生まない、単に占有されているパークページへ広告を掲載したことについて詐欺だと訴えられている。もしMicrosoftが、もっときちんとした、内容連動性もGoogleより高い広告プログラムを提供するなら、広告主にも掲載者にも乗り換えが続出するかもしれない。(あるいは可能なら、両方を使うようになるだろう)。
Microsoftは最近デジタルメディア部門に、AC、Wall Street Journal Digital Network、New YorkTimes Co.、Time Inc.、Viacom Inc.などの有力メディア企業の幹部からなる諮問委員会を設けて、次世代の広告プラットフォームについてのビジョンを求めている。
Microsoftは2月にPubCenterについて次のように発表している。
PubCenterは既存の広告掲載アーキテクチャー、adCenter Publisherを利用して構築されています。PubCenterは現在べータテスト中ですが、現在のセルフサービス広告機能に加えて、以前のAtlasやRaptaテクノロジーによるツールも統合していく予定です。新しいプラットフォームは革新的なオーダー予測と受注管理システム、高度な効果分析ツール、より優れたターゲット機能などを組み込み、あらゆるデジタル・メディアの運営者が必要とする質が高く関連性の高い広告を提供するツールとなることを目指します。
MicrosoftのadCenter Publisherに掲載された広告のサンプル。背景に画像があることに注意。



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(翻訳:Namekawa, U)




