P2Pの貸付サービスを展開するLending Clubが$12M(1200万ドル)のシリーズBラウンドを終了した。Morgenthaler Venturesが主導し、これまでに出資を行ってきたNorwest Venture PartnersおよびCanaan Partnersも参加している。調達金額の合計は$30M(3000万ドル)に達した(2007年にはエンジェルおよびシリーズAにて$1200万ドルを調達し、また2008年9月にシリーズAの追加分として600万ドルを調達している)。
本サービスは当初、ソーシャル貸付サービスとしてFacebookアプリケーションの形で登場した。最初からうまくいっていたわけではない。2008年春には規制問題から貸付業務の停止を行い、結局同年夏にSECに対するライセンス申請を行うことになったりもしている。また、経済危機の影響はLending Club等P2P貸付サービス業界にも深刻な影響を与えた。SECは昨年末、Lending Clubの主要競合相手であるProsperの貸付業務停止を命じてもいる。その際SECは、この業界における企業は有価証券販売業者として、SECの管理下に置かれるべきであると主張している。同時期にやはりP2P貸付サービスのZopaは、米国からの撤退を決定した。
主要競合相手が争いの場から去った(残っている企業もある)ことにより、Lending Clubは獲得資金を使って業界内での地歩を固めようとしている。Lending Clubによれば企業は急成長中で、ここ5ヵ月で利用者数は倍となり9%を超える純益を利用者に還元しているとのこと。またEtradeでチーフマーケティングオフィサーとして活躍していたPamela Kramerが、同じポジションでLending Clubに移ってきたこともアナウンスされている。
大したダメージを受けずに現在の状況を乗り切れるのであれば、将来的にソーシャルな貸付サービスがどのような展開を見せるのか楽しみではある。現在銀行その他の貸付サービスは全面的に信用を失っている。Lending Clubが、このような状況の中でどのような役割を果たすことができるのかは見物だろう。
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(翻訳:Maeda, H)




