日頃コンピュータやネットワークをいじくっているわれわれがテキサス州オースチンに行くとしたら、年に一回のSXSWぐらいだが、この町には実はかなりの規模のスタートアップのコミュニティがある。そしてそのオースチンが、Capital Factoryと名付けた、地元版Y Combinatorを持つことになった。
そのほかの類似事業と同じく、Capital Factoryもスタートアップの株式と引き換えにそこそこの額の資金を起業家に提供する(上限2万ドルをスタートアップの5%と引き換えに出資する)。さらにそのほかに、‘2万ドル相当の無料便宜’もある。それはサーバのレンタル、PRの支援、法務の肩代わりなどだ。でもこの事業の真髄は、専属のメンター(付き添い個別指導者)たちだ。這いはい状態の赤ちゃんスタートアップを、立って歩けるようになるまで手取り足取り指導してくれる。また、VCやほかの起業家たちの既存のネットワークを紹介してくれる。
1回の事業期間が10週間で、そのクライマックスが“デモデー(Demo Day)”だ。そこで各スタートアップがVCたちや報道機関、そのほかの起業家たちなどの前で製品を披露する。
Capital Factoryは、熱心な新人起業家たちの気を引こうと競い合う、今増加傾向にある多くの投資事業の仲間入りをすることになる。先駆者であるY Combinatorを別格とすれば、ほかに活発なインキュベータとしてTechStars(ボウルダー出身、今はボストン)、Start@Spark(ボストン)、LaunchBox Digital(ワシントンD.C.)、DreamIT Ventures(フィラデルフィア)、Shotput Ventures(アトランタ)などがある。
これらの多くが地方勢力だが、彼らの相手は同じ起業家たちの集まりだ。起業家たちは、気に入った投資事業に受け入れてもらえるのなら社籍をそのご当地に移してもよいと考えている。複数の投資事業間の競争の激化–同じ候補企業を争う–に伴って、最近では爆発条件既定書(exploding term sheets)〔いついつまでに申し込まないとこの投資案件は爆発–無効化–するという提示条項〕のようないかがわしい手段が使われることもある。
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(翻訳:hiwa)

