狙い撃ち訴訟に悩むSeeqPod、チャプター11を申請
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by Robin Wauters on 2009年4月1日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

再生可能メディア(playable media)の検索サービスを提供するSeeqPodが昨日(米国時間3/30)、カリフォルニア州北部連邦破産裁判所に対してチャプター11の申請を行った。SeeqPodのサービスは多くの音楽サイトにおいてサービスの中心技術として利用されている。

SeeqPodは現在までに非公開の投資家より$7M(700万ドル)のベンチャー資金を集めている。同社がチャプター11の申請を行ったのには、Warner Music、Capitol RecordsおよびEMIなどの音楽レーベルと争っている数十億単位の訴訟にかかる費用が影響しているのは間違いない。

SeeqPodは音楽産業界における嫌悪のターゲットとなり、APIを使っただけの開発者まで訴えられたことは以前の記事で記している。音楽業界からの訴訟攻撃にSongbeatは沈黙を強いられ、StreamzyはeBayオークションで売りに出されるというような事態を招いている。

SeeqPodはウェブをクロールして迅速に再生可能メディア(MP3、スライドショー形式プレゼンテーション、動画等)を探し出し、元データの保存先で再生できるようにする。ここで使われている技術は興味深くかつパワフルなものだ。SeeqPod側にはデータファイルを一切持ってこないようになっている。ただウェブから海賊版の音楽ファイルも探し出して表示してしまうのが、法的に言えばマイナスポイントとなる。このために音楽レーベルはサービスを運用するSeeqPodを懸命に追い込んできたわけだ。多くのサイトがSeeqPodの技術を核としてサービスを提供するようになっているので尚更目に付くというわけだ。

尚、検索エンジンの多くは著作権により保護されるものも検索対象としているが、DMCA(デジタルミレニアム著作権法)によって訴訟対象とされないこととなっていることを思い起こしておいても良いだろう。つまり音楽産業がSeeqPodを狙い撃ちにするのは恣意的な振る舞いであるとも言える(SeeqPodもDMCAを拠り所としている)。このような狙い撃ちが可能となっているのは、利用者が直接的にファイルの再生を行うことができるせいだろう。また音楽レーベル側との交渉の席に着こうとしないらしいことも原因となっているのだろう。

最近になってSeeqPodは開発者向けにソースコードを売り出した(価格は5,000ドル)。大量のmini-SeeqPod軍団を生み出して、レーベル側に負担を強いることが目的だ。この戦略が効果を上げるのかどうかはよくわからない。また昨日提出されたチャプター11の申請も、SeeqPodにとって(もちろん投資家にとってもだ。このような状況では往々にして投資家は去っていく)良い流れであるとは言えないだろう。

この記事については続きを書くことになるだろう。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)

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