
自分のデータをすべてソーシャルネットワークやメディアサイトにアップロードしつつ、そのコントロールがうまくできないという人は多い。chi.mpはそのような状況に解決策をもたらすサイトだ。chi.mpはオンラインでのアイデンティティを集約して管理するためのサービスで、このたび公開サービスとなった。これまではプライベートベータとして運用してきたchi.mp(ちなみにこれはContent Hub & Identity Management Platform、コンテンツ集約およびアイデンティティ管理プラットフォームの略)には、各ウェブ上の情報を一ヵ所にまとめておくことができる。Chi.mpはまず各利用者に独自ドメインを(無料で)割り当て、コンテンツについては完全に利用者の管理に任せる。これによって利用者は「ソーシャルハブ」を構築することができる。
chi.mpは独自のFriendFeedを持つような感じだ。用意される.mpドメインにはOpen ID、ソーシャルネットワークのプロフィール、アクティブストリーム、ブログ、写真アルバムなどが用意され、Twitter、Flickr、Gmail、YahooなどからRSSやAtomのフィードを取り込むことができる。chi.mpにはUltimate Black Bookという連絡先管理システムも用意されており、プライバシーツールのPersonasと併用してFacebookなどのソーシャルネットワークに公開したり、エクスポートすることができる。
このPersonasによって閲覧者に応じたページを作成することができる。たとえば友だち用等、利用目的に応じた複数のアイデンティティを用意しておきたい場合などに便利な機能だ。またプロフィールやウェブ上からの情報について完全な管理権があるのも良い。Facebook設立者兼CEOのMark Zuckerbergは、ユーザーコンテンツの所有権問題は複雑なものだと述べている。chi.mpは独自ドメイン下に個人情報を集める.Telのサービスと似ているとも言える。しかし.Telにはchi.mpのようなオンライン情報を収集管理するような無料マッシュアップの機能はない。
言うまでもなく、既に数多くのソーシャルネットワークやウェブ情報収集サービスが存在している。たとえばNomee(デスクトップアプリケーション)やFriendFeed(ウェブアプリケーション)等だ。しかしchi.mpでは独自のドメインがあり、コンテンツについて完全な所有権を認めている点で従来のサービスと異なるものとなっている。このような違いを打ち出すことで、多くの人々がchi.mpを使うようになるだろうか。FriendFeedには、多くの人が実際にこのサービスを使っているという強みがある。

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(翻訳:Maeda, H)




