Googleのクラウドインタフェース、My Stuff、よみがえってローンチか?
by Michael Arrington on 2009年4月10日

Googleはもう何年も内部でMy Stuffと呼んでいるアイディアを検討してきた。そのアイディアというのは、ユーザーがウェブ上に分散してアップロードした多数の重要なデータに対して集中的なダッシュボードを提供しようというものだ。

写真、ビデオ、オフィス文書など、以前はすべてローカルコンピュータ上にあったデータが、次第にオンライン上に保管され、共有されるようになってきた。写真はFlickrに、ビデオはYouTubeに、オフィス文書はZohoとSlideshareに、といった具合だ。GoogleのMy Stuffはこうしたオンライン・ファイルを、それぞれのサービスのAPIを利用してウェブベースのユーザーインタフェースからひとまとめに管理する。

数年前にGoogle社内で検討が始まった時点でも「なかなか良いアイディア」だったが、クラウドへのストレージが一般に普及した現在では「すばらしいアイディア」といってもいいだろう。

しかし、どういうわけか、このプロジェクトは棚上げされ、責任者も別のプロジェクトに異動になってしまった。理由? GoogleはMy Stuffがサードパーティーのサービスのプロモーションになると思って嫌ったのかもしれない。(Google自身が写真、ビデオ、オフィス文書のホスティング・サービスを持っている)。MyStuffのような便利な統合インターフェイスがあれば、ユーザーはそれぞれの分野ごとに自分の好きなサービスを選んで使うことができる。これはGoogleのライバルの小規模なサービスへの援助になってしまう。

そういう議論は説得力があると思うのだが、事情に詳しい情報源は「そんな理由だったとは思えない」と否定する。そうではなくて、My Stuffはさらに興味あるサービスに進化を遂げている、Googleは早ければ5月のGoogle I/Oカンファレンスで新しいMy Stuffを公開するかもしれない、というのだ。

情報源の1人はMy Stuffは、これも長いこと(長すぎる)噂になっているGoogleのオンライン・ストレージ、GDriveと融合するのではないかと述べた。しかしこの点については私は懐疑的だ。たしかにGDriveとMy Stuffのコンセプトには似た部分がある(Googleに一部のファイルを保管し、他のオンライン共有サービスへもGoogleを利用してアクセスする)。しかし時の経過とともにGDriveの戦略的重要性は薄れている(クラウドへのファイル保管というのは次第にありふれたサービスになってきた)。しかしMy Stuffのようなサービスはウェブのインフラとして重要性を増している。

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(翻訳:Namekawa, U)