
Twitterがメジャーになり、Twitter上でのやりとりをフィードする有名アプリケーションも数多くでてくる中、全く新しいマイクロブログのシステムを提案するスターとアップはほとんどなくなりつつある。そしてそんな中だからこそ、Twitterという車輪を再発明しようとする人々を見るのは興味深い。TribeHQが立ち上げたのもTwitter風のプラットフォームだが、ひとひねり加わっている。TribeHQが提供するのは「micro-jobbing」プラットフォームだ。マイクロブログの一種だが、同じ仕事をするメンバー(これを仲間を意味するtribeと称している)や仕事を提供している人との間で仕事関係(求職関係)の話をする場所を提供している。
Twitterと異なり、会話文中に何の話なのかがわかるようにタグ(「#タグ」という形式)を付けるようになっている。TribeHQでは求職者に対して、求職者のキャリア指向に合致する形の仕事を提案するジョブマッチングアルゴリズムを利用している。経営者は自社の求人情報や会社情報を投稿することができる。ここで求職者はその経営者と直接話ができるようになるわけだ(但し140文字以下)。こうしてそのtribeに属する人に仕事が見つかるというわけだ。尚、TribeHQはFacebook Connectを利用してコンタクト情報をインポートできるようになっている。雇用主とリアルタイムで会話をしようというのは、以前記事にしたトラッキングの面で見れば一定の進化ではある。TribeHQはコンテンツのフィルタリングおよびマイニングと、リアルタイム更新の機能を組み合わせているわけだ。
TribeHQにサインオンすると、適当なtribe(つまり専門分野集団)に属することになる。試しにサインオンしてJournalists/ Reporters/Correspondents Tribeに入ってみた。残念なことに他には誰もメンバーがいなかった。またこのtribeには求人情報もなかった。実のところ、セールス、リクルート、およびウェブ開発の3分野で併せて3つの求人しか登録されていなかった。リクルート用サイトとしてやっていくつもりならば、より多くの求人情報を登録するべきだろう。
求人情報をマイクロブログで提供したり、同業者を集める発想は確かに実行してみる価値はあるだろう。しかしバイラルでの広がりを期待するなら、その前にいくつかのハードルを越えなければならない。またTwitterの知名度は非常に大きく、マイクロブログで何かをするなら取りあえずTwitterに行ってみるというのが昨今の状況だ。仕事を求めている人や雇用主に新たなプラットフォームを使わせるには、マーケティング的な努力がかなり必要となるだろう。そのような観点から多くのスタートアップはTwitterのAPIを利用するアプリケーションを作る方に注力している。TribeHQと比較するのならTwitterJobSearchが良いサンプルになるだろう。TwitterJobSearchではTwitterでの発言内容からセマンティック検索を使って職種や職階に応じた求職情報を抜き出してくれる。TribeHQは職業毎のソーシャルネットワークの構築も目指しているようだが、その分野では既にLinkedInが成功を収めている。但し、十分なフォロワーが生まれ、求職情報も増えてくればきちんとテイクオフできる面白いアイデアだとは思う。Twitterを利用することなども考えてみてはどうだろうか。

What is TribeHQ http://www.TribeHQ.com from TribeHQ on Vimeo
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(翻訳:Maeda, H)




