今日は、これまでひそかに開発が進められてきた検索エンジンWolfram Alphaの、盛大なお披露目パーティーがあるはずだった。コンピュータ科学者のStephen Wolframが、彼のナレッジマイニング(knowledge mining)型検索エンジンの初めての公開デモをハーバード大学で行った。しかし正直なところ、それに注目している人は少ない。その理由は、A)彼のウェブキャスト(Webからの放送)を2時間も見なければならない、B)このデモをやってる時間帯にGoogleが検索結果に構造化データを加えるという思わせぶりなことをした。
するとしばらく経ってから、Wolfram Alphaの“後援者”と名乗る匿名の人から、“どちらが未来のコンピューティングだと思うか?”という質問とともに上のスクリーンショットが送られてきた。Wolframのスクリーンショットには、”ISS”という語での検索結果として国際宇宙ステーション(International Space Station)の飛行経路と現在位置が表示されている。高度、速度、傾き、軌道のタイプなどのデータもある。これに対してGoogleの人口検索は、一つのデータ(メイン州の人口)を時系列でプロットしているだけだ(複数データも可能)。匿名氏が言いたいのは、GoogleはWolframのデビューにけちを付けるために、統計データをグラフ化して出す機能を拙速でぶつけたということだ。そしてそれは、効果があった。誰も、2時間のあくびと居眠りをしたいとは思っていない(CnetのLarry Dignanだけ例外…ありがとうLarry、きみのおかげでぼくたちは楽をできるよ)。
実は、実際に見た人の中にはWolframの検索エンジンにとてもエキサイトしている人が何人かいる(たとえばNova Spivackは、これの将来性はとても大きい)と主張する、かなり良質な記事を書いている)。でも2時間の録画ビデオによるデモと、革新的なコンピュータ科学という売り込みに、エキサイトするのは困難だ。Googleの構造化データ検索は、比較的単純だが少なくともベーパーウェアではない。Googleはなにしろ、それを実際にロンチした。誰もがそれを試せる。Wolframが自慢する検索エンジンを、みんなが試せるようになるのはいつかな? スクリーンショットのリークぐらいでは、WolframがGoogleが丸1年かけてもできないことをやってる証拠にはならないね。
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(翻訳:hiwa)





