ディズニーがHuluに出資。YouTubeは心配した方がいい
  • 1 コメント
by Erick Schonfeld on 2009年5月1日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

picture-316めざましい成長を続けるHulu(現在世界第3位のビデオサイトで2位に迫っている)に、またひとつ大物メディア会社から大規模な出資があった。ディズニーが、News CorpおよびNBCに続いて出資者になった(他に未公開株投資会社のProvidence Equity Partnersも出資している)。報道によれば、メディア3社はそれぞれHuluの27%を保有することになる。

当初のNBCおよびFoxとの独占契約が終了するとともに、HuluはDisney、ABCのビデオとテレビ番組も配信構成に加える。Huluは大型メディア企業の配信チャネルとして優遇されつつある。また、移り気なウェブ視聴者たちを引きつけることにも成功している。YouTubeとしては気になるに違いない。未だにその膨大なストレージと帯域にかかるコストを払えるだけのビジネスモデルを思索中だ。今でもメディア企業にとってYouTubeは無視できる存在ではないが、Huluを強化することによって、自分たちの最良のコンテンツを先に渡せるようになる。

メディア企業の世界では、あらゆる新しい配給経路が新しい収益の機会になる。だから、ウェブ全体を大きな配給経路と考えるのではなく、人気の番組や映画の最初の取り分をまずHuluに与え、しばらくおいてからYouTubeに、ということなのだろう。メディア企業たちにしてみればYouTubeをウェブビデオ界のキングの座から引きずりおろせるほど嬉しいことはない。Huluの成功に一役勝ったことで、ますますこの会社を後押しして勝たせようという動機付けが高まっている。

しかし、仮にHuluがメディア企業の事実上の標準配給経路になれば、Huluと提携していないテレビ会社や映画会社にとっては不利になる。CBSやTime Warnerなどの会社も参加を検討すべきだろう。しかし、Huluが全部を呼び入れることはできない。ある時点で反トラスト法の問題が出てくるからだ。このためHuluが支配できる範囲には限りがあるが、まだそこへ行くまでの道のりは長い(Huluが米国内で3月に流したビデオは3億8000万本で、YouTubeは59億本だった)。現段階では、YouTubeを本気にさせるライバルになるだけで、競争のためにも、ウェブビデオにとっても良いことに違いない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

Leave Comment

Commenting Options

Create an avatar that will appear whenever you leave a comment on a Gravatar-enabled blog.

Trackback URL
  • Ads by Overture
  • MediaTemple Logo
  • QuickSprout Logo
  • OpenX Logo
  • Cotendo Logo