NetHagglerは消費者に代わって値切り交渉をお店とやってくれる
by Leena Rao on 2009年5月6日

不況で消費が底をついているから、お店はお買い得品、大売り出し、ディスカウントなどいろんな工夫を凝らして消費者をつかまえようとする。中には、値切るお客を歓迎するお店もある。そこでNetHagglerは、消費者とオンラインの小売店とのあいだの値切り交渉(値引き交渉)を仲介するサービスを提供する。消費者の利用は無料で、お店のほうはこのサイトのアフィリエイトマーケティングに参加して料金を払う。それは、LinkShare〔楽天が買収〕に似たやり方だ。

シンプルでセキュアなブックマークレット(”Hagglet”と呼ばれる)をインストールしたユーザがその上のリンクをクリックすると、NetHagglerのアフィリエイト店の商品が表示されるから、ユーザは欲しい商品をボックスで囲んで指定する。するとNetHagglerがその品物と価格情報を保存し、これから始まる値切り交渉に備える。次に消費者ユーザは、その品物を「タグる」(Tag)か「ナグる」(Nag)か「ハグる」(Haggle)か、三つの中からどれかを選ぶ。

タグるとは、品物に値段のタグを付けることだ。数週間後または数か月後にその値段にまで下がったら、メールでお知らせが来る。ナグるは、このサイトの目玉機能で、その場で値引きの可否を決定する。消費者ユーザは希望価格を提出し、NetHagglerがイエス、ノー、または小売店の新たな言い値をユーザに返す。ファウンダのSatya Iluriによれば、同サイトは独自のアルゴリズムによって、小売店が交渉を通じて最終的にどこまで値下げするかを判断する。また、サイト上での消費者の態度も判断の材料にする。

ハグるはナグるに似ていて、やはり消費者ユーザは値引きを要求し、いくらぐらいなら払えるかを示唆する。しかし、その品物に人気があって複数のユーザが欲しがっていると、NetHagglerが小売店に対して「まとめ買い値引き(ボリュームディスカウント)」を交渉する。Iluriによれば、それによって劇的な安値が実現することもあるそうだ。

ただし重要なのは、NetHagglerで実現した値引きは品物の値段から引かれるのではなくて、消費者はまず定価を払い、あとからPayPalまたは小切手で値引き額を受け取ることだ。NetHagglerは消費者が実際に商品を買ったときだけ、小額な手数料としてお店からお金をもらう。

値段の変動を追っていくサービスは、前からいくつかある。TrackleNotify.Meでも、小売商品の価格追跡ができる。AroxoはeBay用にそんなサービスを提供しているし、Fididelにも値切りサイトがある。

このサイトの「ハグる」の部分は、現在の消費市場では魅力的かもしれない。アフィリエイトの小売業者として、Macy’s、Wal-Mart、BestBuy、Nordstromなどの大手が名を連ねているが、Abercrombie & Fitch.comでシャツをナグろうとしたらそこではタグるとハグるしかできなかった。ナグるは、Macy’sでもできなかった。Illuriによれば、一部の小売店のサイトには必要なデータフィードのための接続性とWebサービスがないので、ナグるが機能しない。いちばん使ってみたいのが「ナグる」なのに、それはとても残念でした。

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(翻訳:hiwa)