
初めて行くレストランに電話をかけた客が、あれこれ質問をした挙句にそこでは予約をしなかったとする。あなたがレストランのオーナーなら、何が悪かったのか、いつ、何をするべきなのかを考える必要がある。仮に、電話をかけてきたのに結局予約をしなかった客の数が、納得すれば予約するはずだった30人中10人にまで増えたとしよう。ビジネスとして、何が起きているのか知ることはきわめて重要だ。
ウェブサービスに登録しようとする人や、Eコマースサイトで買い物をしようという人にも同じことが起きる。全員が登録プロセスを完了するわけでも、オンラインで何かを買うわけでもなく、その理由もさまざまだ。ウェブサイト脱落の測定と対策は、あらゆるウェブサービス業者にとって、特に直接にせよ間接にせよインターネットで商品を売る者にとっては優先度の高い課題だ。サイト訪問者が顧客になるように導くプロセス全体を評価することは、継続的に行うべきであり、入りかけた人が途中でやめてしまう理由を知ることは非常に重要だ。
レストランの話に戻ろう。電話に出た店員にに説得されなかった人が受話器を置いた後、ラジオかテレビでそのレストランの広告に遭遇して、また気が変わったとする。これがありそうにないシナリオだということはわかっている、しかしウェブにあてはめてみるともっと現実味を帯びてくる。
上の例は、「再コンバート」というカテゴリーにくくることができるのだが、Eコマース業者やウェブアプリケーション提供者に対してSeeWhyがやろうとしていることは、これによく似ている。脱落者(オンライン登録や購入手続を中途でやめた人々)を呼び戻して手続きを完了させるのだ。24時間以降などと言わず、実質的にリアルタイムでこれを行う。
SeeWhyは、無料の脱落者トラッカーを開始した(SAASとして提供される)。以前ショッピングカートやオンライン登録フォーム、申請、登録などを途中でやめたウェブサイト訪問者を転向させやすくしようというサービスだ。トラッカーはウェブサイトの脱落者のユニークIDを把握し、このIDを脱落者向けのフォローアップキャンペーンに使うためにサイトの運営者にメールする。ユーザーが再度ウェブページに来ると、そのことかSeeWhyのデータセンターに通知される。結局登録や購売に結びつかなかった場合は、SeeWhyがメールアドレス、ショッピングカートの商品、金額、離脱した段階などを含め詳細な脱落記録を取る。このシステムの核心は、脱落で逃がした収益を取り戻すことにある。
現在、SeeWhyのリアルタイムウェブ分析アプリケーションシステムは、Amazon.com、eBay、Land’s End、Citibank、MasterCardをはじめー大小さまざまなEコマース企業で使用されている。同社は最近、Scottish Equity Partners、Logispring、Pentech Venturesらから、計$4.5M(450万ドル)の資金を調達した。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)
