YouTubeの河はGoogleのソーシャルの海に注ぐ
by MG Siegler on 2009年5月8日

srvrGoogleが傘下のすべてのウェブサービスをソーシャル・ネットワーク化しようとしているのは間違いない。たとえばデベロッパーがiGoogleをソーシャル化しやすく改良し、Gmailの連絡相手をすべてのGoogleサービスから利用できるようにしている。またGoogle Profilesをリニューアルして宣伝している。この一連の流れの最新の動きはYouTubeのアカウントとGoogleのアカウントを連動させ始めるというもので、あまり目立たないながら、Googleのソーシャルグラフの利用の上で重要な意味をもつ。

正確にいえば、今までもこの2つのサービスはリンクしていなかったわけではない。しかし、今日(米国時間5/6)以降、ユーザーが新規にYouTubeのアカウントを取得すると、それが自動的にGoogleのアカウントにもある。もっと重要なのは、このYouTubeのブログ記事の最後の一節にあるが、今後Googleが追加するYuoTubeの新機能にはGoogleアカウントがなければ利用できないものが含まれるかもしれないと示唆している点だ。その場合、YouTubeではユーザーの希望に応じてアカウントをGoogleアカウントにリンクするための手助けをするとしている。それが具体的にどういうことを意味するのか、詳しいことは説明されていないが、 Googleがこの巨大なソーシャル・ビデオ・サービスをGoogle全体のソーシャル化の重要な手段として利用していくつもりであることは間違いと思う。

たとえばGoogle Profileで(現在、写真が使えるのと同様)YouTubeビデオを自己紹介に使えるようするといったささいな応用にとどまらず、将来想定されるGoogle独自のソーシャル・ストリーミングにビデオが利用できるようにするといった統合が計画されているのだろう。つまりFacebookが提供しているニュースフィードのGoogle版で、自分と友達のオンラインでの活動状況が一括して配信されるようなエリアだ。この計画はまだベールを脱いでいないが、現在のところさまざまなサービスにちらばっているユーザーの活動をソーシャル化して統合する上できわめて重要なものになるはずだ。

2大SNS、FacebookとMySpaceでは、写真が非常に重要な役割を果たしている。録画とエンコードのテクノロジーが改良され、ブロードバンド接続がも高速化されるにつれて、ビデオも次第に重要性を増している。そうなるとアメリカのビデオサイトとしては、MySpaceを運営するFox Interactive Mediaを大きく引き離して、YouTubeがダントツの1位だ。したがってGoogleは来るべきソーシャル化にあたってYouTubeビデオを重視せざるをえないのだ。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)