ご覧になったことはないかもしれないが、App Storeには$9.99以上で売られているアプリがある。主として医者向けだったり、ばかばかしいいたずらだったりもするが、確かに存在する。そして、初めて多くの一般消費者にとって意味のある高額アプリが登場する。SlingPlayer Mobile appが今夜、App Storeで$29.99にて公開される。
このアプリの売り方は実に興味深い。他の家電メーカーもアプリを作ってきたが、DirectTVやAppleのRemoteアプリのように殆どの場合、無料で配布されていた。しかし、SlingPlayerが少々異なるのは、ユーザーが自分で持っている機器から、自分のiPhoneにコンテンツをストリーミングするという点だ。したがってこれは、外出先で使えるようにそのデバイスを延長するものであると考えられる。もちろん、大切な但し書きが付く。WiFi経由でしか使うことができない。
先月出回った噂によると、AppleがSlingPlayerアプリをApp Storeから占めだしたということだった。ネットワークがストリーミングビデオで混雑するのをAT&Tが嫌がるからだという。これは、別の回線容量食いアプリであるHuluアプリがもし出てきたならブロックするだろうと言われていたのと同じ理由だ。しかし、不思議なのは、AppleInsiderが言うように、SlingPlayerは、一部のBlackBerryなど別の機種用には、3Gネットワーク上にビデオをストリーミングするアプリを出しているのだ。そう、AT&Tのネットワークだ。つまり、AT&TはiPhoneに対して、ユーザーが回線を多く使う傾向にあるという偏見を持っていることを示している。
それでも、SlingPlayerアプリの成否は、iPhone ソフトウェア3.0(および恐らく新しいハードウェア)が出た時に、どんなタイプのアプリが出てくるかを占うものだ。アプリはiPhoneのコネクターポートを利用できるようになったので、それを使っで非常に面白いアプリが出てくるに違いない。そのアプリは最近まで存在したと思われる価格$9.99の壁よりも高くなる可能性がある。
そして、そういう高価格アプリが成功するかどうかはAppleにとっても関心事だ。ご存じのとおり、Appleはあらゆるアプリから売上の30%を取っているが、$29.99のアプリも無料アプリも、掲載に必要なコストは変わらないので、Appleにとって嬉しい変革に違いない。私は、これも3.0で新たに入る「アプリ内購入」が、Appleの利益にとってさらに重要であると今でも考えている。
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(翻訳:Nob Takahashi)




