Blerpの狙いはウェブ全体を巨大フォーラム化すること
by Robin Wauters on 2009年5月14日

サンフランシスコのスタートアップ、RocketOnは、同名のバーチャルワールドプラットホームを運営する会社だ。他にも切り札を隠し持つ同社が、今日(米国時間5/13)第2弾のサービスを披露する。

本日発表になるこのウェブアプリケーションは、名をBlerpといい、ウェブ全体を巨大インタラクティブ掲示板と化すもので、訪問者が既存のウェブページにコメントを付けたりマルチメディアを貼ったりして友人と共有できるようになる。

「ウェブに被せろ!」をモットーに、Blerpの狙いはウェブページにコンテンツのレイヤーを追加し機能を高めることによって、誰でも好きな時に楽しんで参加できるようにすることだ。RocketOnではこの概念をハイパーレイヤーと呼んでいるが、このアイディアを聞いて、Reframe ItDiigoFleckといったソーシャルアノテーション(注釈)サービスのことを思い出したとすれば、それは同社がBlerpで驚くほどよく似た道をたどっているからだ。

このアプリがやっているのは、ユーザーが訪れるウェブサイト上に、サイドバーとヘッダーを付けることによってバーチャル空間を作り、ページの上にテキスト、写真、ビデオやアンケート、採点などのインタラクティブ部品を載せられるようにすることだ。Blerpユーザーには「My Stuff」と呼ばれるパーソナルホームページが渡され、友人たちがネット上で何について話しているかの概略をそこで見られるほか、この画面からすぐ会話に参加することもどきる。Digg風というかむしろStumbleUpon風ともいえるやり方で、一部のディスカッションを「hype(煽る)」ことによって、Blerpのトップページに掲載されやすくすることができるほか、進行中のディスカッションをお気に入りに入れて(ブックマークのこと)、メールやさまざまなソーシャルネットワーキングサービスを通じて友人に知らせることができる。

ディスカッションには、ユーザー所有のものと、コミュニティーディスカッションの2種類がある。前者は特定のユーザーが立ち上げて管理するもので、後者はシステムが作り、きまった所有者はいない。コミュニティーディスカッションは、Blerpユーザーが訪れるあらゆるサイト毎に作られる。私がTechCrunch用に作ったものがここにある。

私自身はBlerpの常連ユーザーになることは当面なさそうだが、基本構想がうまく実現されていると思う。現在はまだアルファ版状態なので、あちこちでバグに遭遇することは覚悟されたい。

RocketOnは$5.8M(580万ドル)のベンチャー資金 (役員の顔ぶれから判断するに、以前同社に出資した件をわれわれが報じたDE ShawのVenture GroupとBertram Capitalによるものと思われる)を獲得している。Blerpは当初、同社のパラレルバーチャルワールドの一機能として開発したものだが、すぐにスタンドアロンのツールとしても使えることに気付いたのだという。この判断が賢明であったのかどうかは、しばらく様子を見てみるしかない。

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(翻訳:Nob Takahashi)