iPhoneは月額最低料金でもまだ多くの消費者にとって高すぎるという批判を受け、AT&Tが料金値下げを検討していると報じられている。広く噂されているところによると、AT&Tは限定データプランを月額$20で出すらしい。現在の使い放題プランより$10安い。これはAT&Tが消費者をバカだと考えているとしか思えないもので、笑うしかない。
もしAT&Tが本気でiPhoneの月額料金を下げたいのなら、ずっと簡単なやり方がある。今の使い放題プランにSMSプランを入れればよい。結局はSMSもデータなのに、都合よくAT&Tの使い放題サービスから外されているのだ。理由は明白で、テキストメッセージはAT&Tをはじめとするキャリアーにとって金の成る木だからだ。しかも、キャリアーにかかる通信コストは殆どゼロなので完全なボッタクリでもある。ライバルのSprintのようにデータ使い放題プランにSMS料金を入れる代りに、AT&Tは月額$10安い限定データプランを出して、消費者に節約させるふりをしている。笑わせてくれる。
iPhone 3Gの発売以来、AT&Tはテキストメッセージ料金で消費者から金を巻き上げてきた。iPhoneの最初のバージョンでは、データ使い放題プランで200通まではテキストメッセージを送れた。iPhone 3Gの改訂データプラン(同じく使い放題でダウンロードが高速になった)で、AT&Tは無料SMSを廃止したため、ユーザーは月額$5以上または常軌を逸した1通$0.20の料金を払わなければならなくなった。つまり、AT&TはこうやってiPhoneプランの料金を$5以上高くしていることになる。そして、私を含めて多くの人たちが月に200通以上SMSを使うので、1500通または無制限で$15~$20が上乗せされる感じだ。すでに「使い放題」データプランの料金を払っているのだから、やっぱりこれはジョークとしか思えない。
さらに悪いことに、多くの人たちが200通分として月額$5を払ったうえで、はるかに多く使っているので、その人たちは無制限SMSの月額$20よりもずっと高い料金を払っていることになる。つまり、AT&Tがデータプランの料金を月額$10下げたことは、大きいことのように見えるかもしれないが、月々のSMS料金を考えれば実はたいしたことではない。しかも悪いことに、この安いiPhoneデータプランは制限付だが、ユーザーはそれを越えて使ってしまうに違いないから、結局は節約した月$10よりも高くつく可能性が高い。
「料金引下げ」とはAT&Tの全くの方便にすぎない。この低価格プランが長い目でみて安くつく人が存在するのかどうかすら疑わしいと私は思っている。本気でiPhoneデータプランの料金を下げたいと思うなら、テキストメッセージの料金をなくすはずだ。もしAT&Tが今と同じ料金でSMS使い放題を付けたプランを出して、それとは別にSMSのない低料金プランを出すのなら、私は何も言わない。それが本来の姿というものだろう。この会社の「使い放題」プランはジョークだ。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)
