
シリコンバレーの電気自動車メーカーTesla Motorsにまた一つカンフル剤が注入された。ドイツの自動車大手ダイムラーが同社株式の10%を取得し、将来メルセデス・ベンツにリチウムイオン電池を積むべくTeslaとの提携を拡大した。メルセデスはスマートカー100台を使ってTeslaのバッテリーを試験中で、既に限定生産に向けて動き出している。この契約によってメルセデスは、バッテリー駆動のメルセデス・ペンツの第1弾を2010年に発売し、2012年には全車種でバッテリー駆動車を提供できる見通しを得た。
出資金額は明らかにされていないが、Teslaにとってもっと重要なのは、世界有数の自動車会社のおスミ付きをもらったことだ。ダイムラーはプレスリリースでこう言っている。「Teslaは北米、ヨーロッパを通じて唯一、幹線道路を走れる電気自動車を販売している自動車メーカーである」。
もちろんお金も有難いことは間違いない。現在Teslaは$50,000のモデルSを生産するために、数億ドルの資金を必要としているからだ。モデルSのこの価格は第1号モデルのTesla Roadsterの半分だ。同社は現在モデルS生産のために、政府に$350M(3億5000万ドル)の融資を申請中だが、この様子だと、メルセデスの方が、少なくともB-CLASSモデルを世に出すのは先になりそうだ。
しかし、1年前に私が言ったように、Teslaの本当のビジネスは電動駆動系を他社に供給することだ。RoadsterやModel Sはその高価なデモにすぎない。当時TechCrunchの記事で行ったアンケート(今回も下にある)では、読者の77%が同じ意見だった。メルセデスがTeslaのバッテリーテクノロジーに関して、少なくとも数年間は独占契約を結んでいるのかどうか興味のあるところだ。(アップデート:Teslaは独占契約はないと言っている。広報担当のRachel Konradがこう語った、「この出資によって両社の間にきわめて緊密な関係ができたことは間違いありません。しかし今でもTeslaは、EV部品の販売によって駆動系事業を成長させる戦略を続けています。今回の出資によって、Teslaが他のOEM自動車メーカーとの関係を伸ばしていくことが妨げられることはありません。」)
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(翻訳:Nob Takahashi)




