公開間際の新機能を見つけ出すほぼ確実な方法は、コードを堀り起こすことだ。Gmailの「Magic Inbox」なるものの手がかりを見つけたのもまさにそれだった。しかし、一体これは何だろう。これもまたGoogleが猛スピードでGmail Labsに組み込んでいるちょっと気の利いた機能の一つかもしれない。しかし、もっともっとすごい物かもしれない。
具体的に何かといえば、発掘を行ったGoogle Operating Systemが信じるところによると、Gmailの受信箱をユーザーのソーシャルグラフに従って整理するものらしい。件のコードの中に「friends」を参照するところが2ヶ所あることが、これを多少なりとも裏付けている。想像するに、ユーザーが知り合いであると指定した相手かどうかによって、受信箱を今よりうまくフィルターできるようにするものだ。毎日メール爆弾を落とされている身としては、殆どのメールが人間から来てはないことをよく知っている。そんな機能が実現すれば泣いて喜ぶことだろう。母もこれで私からのメールをちゃんと受け取れるようになるだろうから喜ぶに違いない。
もちろん他社も同じことを考えている。Yahooは以前からユーザーに対して受信箱をソーシャルグラフの一部として使ってほしいと言っている。MicrosoftのHotmailもこのあたりの分野で動きを見せてているし、Xobniもそうだ。しかし、最近Googleが同社の巨大なサービスネットワーク全体のソーシャルグラフを強化するためにやってきた仕事を踏まえると、Gmailにソーシャルフィルターが付けばそれはそれは便利だろう。
これに対してセキュリティーを心配するユーザーもいるに違いない。メールクライアントは完全にプライベートにして、ソーシャルグラフの一部にしたくない、という人たちもいる。もちろんGoogleは、すでGmailをソーシャルグラフの重要な出発点として使っているのだが、気が付いていない人もいるだろう。1年以上前、GoogleはGoogle Readerにソーシャル機能を追加し、ユーザーがGmailでメールを送った相手であるかどうかをみて友人と思われる人たちを引き込んでいる。
これが全くダメな発想だったことが証明されたのは、メールを送る相手だからといって友人とは限らなかったからだ。その後Googleはこの機能のアップデートを何度か繰り返して、友人との関係をもっとうまく管理できるようにした。そしてそれがGmailのソーシャルフィルターの重要部分になることは明らかだ。本物の友人は、過去に連絡を取ったことがあるだけの人や、場合によっては何度もやり取りした人とも分けて扱える必要がある。
Googleはまだこのソーシャル機能を確実にモノにしてはいないが、このことについて〈相当〉考えていることは明らかだ。またGoogle Contactsは、スタート時はGmailの一部だったが、その後スピンアウトしてソーシャル機能の重要な役割を担っている。
同社の大規模なデベロッパーカンファレンスであるGoogle I/Oが来週開催される。Googleがこのイベントを利用して、開発中の重要案件を何か登場させる可能性が高い。それは「magic inbox」なのだろうか。コードの中では「icebox inbox」とも呼ばれている。それを知るべくわれわれも現地に向かう。Gmailのベータが外れることもあり得るが・・・恐らくないだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi)
