
2007年末にスタートして以来、Huluはただひとつのことを追い求めてきた。すなわちテレビの好きな番組をPC上で、無料で視聴できるようにすることだ。わかりやすいサムネイルを表示したり、番組選びをやりやすくしたり、またソーシャル機能を持たせるなど、これまでの試みは十分成果を上げていると言って良いだろう。ただサービスの機能性を上げることだけはできずにいたが、それも本日(米国時間5/28)で変わることになる。
Huluに対して長らく不満に思っていたのは、Huluの番組を視聴するのに、わざわざPCの前に座らなくてはならないということだった。それがためにTVを見るという行為に取って代わることができなかったわけだ。Boxeeはしゃれたメディアセンターインタフェースを使ってHuluを操作できるという点で、完璧なソリューションではあった。しかしHuluは主に大手ネットワークへの配慮から、Boxeeを繰り返し排除してきた。
そしてHuluはついに、PCのリモートコントロール機能(Windows Media Centerのリモート機能およびApple Remoteの双方に対応している)を使ってコンテンツをブラウズすることのできる自前のデスクトップアプリケーションをリリースしようとしている。PC版およびMac版の双方ともネイティブアプリケーションで、Adobe AIRを使う必要もない。
このアプリケーションを紹介するためにHuluが作成した動画を末尾に掲載しておく(訳注:日本からは見られない)。アプリケーション本体の方はまだ未公開のようだ(掲載動画中で指示されているURLはQAサーバに繋がるもので、なんとパスワードを要求されてしまう)。但し本日中には更新されることだろう。Update:公開されたようだ。こちらからダウンロードできる。
もちろん、たいていの人はHuluを使うために配線をし直したりはしないだろう。コンピュータとTVを繋いでいない人も大いに違いない。Huluを見るならコンピュータで見るのが便利だと感じる人もいるだろう。ただ、Boxeeやその類を使っていた私たちにとっては、このアプリケーションがあればケーブルボックスを完全に置き換えることができる。大いに歓迎すべきものだと言えるのだ。
Update:Boxeeが排除された経緯を考えると、アプリケーション発表のニュースには少々違和感を感じてしまう。コンテンツオーナーたちは、HuluをPCの枠内に閉じこめておきたいと考えていたのではなかっただろうか。Hulu自らがこの制限を取り払ってしまったことになる。Boxeeは、今回のニュースを受けてHuluに対して再度アプローチしている。ただ、このアプローチが失敗に終わる可能性も重文にある。Hulu側がコンテンツすべてを自社アプリケーションの中に囲い込んで置こうと考える可能性も高いからだ。
Huluは本日Hulu Labsを立ち上げる予定にもしている。詳細についてはまだ明らかになっていない。そのLabsサイトもつい先ほど公開された。
TechCrunch出身で、洞察力に優れるNick Gonzalezの情報に感謝する
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(翻訳:Maeda, H)
