Yahooが社内製のHadoopのソースコードを公開
by Leena Rao on 2009年6月11日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Yahoo!が同社のサイトと製品の駆動に使用していたソフトウェアHadoopの、試験済みのソースコードを公開する。HadoopはJavaで書かれた無料のソフトウェアフレームワークで、Googleが発表したコンピューティングインフラのオープンソースの実装から生まれ、Apache Software Foundationでその後の開発とメンテが進められた。Yahoo!はこの発表を、今日(米国時間6/10)カリフォルニア州サンタクララで行われた第二回の年次大会Hadoop Summitで発表した。この大会は、Amazon Web Services、Cloudera、IBM、Sun Microsystemsなど、有力なクラウドコンピューティングベンダがスポンサーとして名を連ねている。

Yahoo!はApacheのHadoopの筆頭デベロッパで投資者でもあった。2006年には、HadoopのファウンダDoug CuttingがYahooに加わってプロジェクトを指揮し、このオープンソースソフトウェアの開発を進めた。今ではHadoopは、Yahoo Search、Yahoo Mail、およびいくつかのコンテンツサービスと広告サービスなど、数多くのYahoo資産にフレームワークを提供している。Hadoopは25000台以上のサーバの上で動き、何十億ページものWebページを分析している。

YahooはHadoopのソースコードを公開する理由を、”オープンで協働的な研究開発を軸とするイノベーションを加速するため”としている。Hadoopは現在、Amazon Web Services(そのElastic MapReduce機能を駆動)、IBM(そのBlue Cloud Initiativeを駆動)、Googleなど、いくつかのクラウドコンピューティングベンダで使われている。スタートアップであるClouderaは、AmazonのEC2をベースとするHadoopによる計算処理サービスを提供している。

Yahooはこれまで、クラウドコンピューティングにそれほど注力していなかったが、今回のコード公開を契機に積極進出することも考えられる。Amazon、IBM、Google、Microsoftなどに並ぶまでになるのはたいへんだが、コードの公開によって、Hadoopを手がけるデベロッパの今後の増加が期待される。

[原文へ]

(翻訳:hiwa)

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