Facebook、「ウェブ全体に公開」ボタンを設置―Twitterへの攻撃、第4弾
by Michael Arrington on 2009年6月18日

Facebookの魅力を煎じつめると、リアルタイムのニュースフィード、プラス、(運営のために天文学的経費を必要とする)写真共有サイトということになるだろう。

Facebookにとって現在Twitterは何ら実質的な脅威ではない。しかしなおかつFacebookは油断していない。Facebookがスタートした当初、FriendsterとMySpaceが買収を試みた(少なくとも1回はほとんど成功しかけた)のと同様、FacebookはTwitterを抑え込もうと努力している。最初は買収を試み、次いでTwitterの特色を取り入れて、リアルタイムのニュースフィードを導入した。今日(米国時間6/17)、対Twitter作戦の第3弾が発射された。一部のユーザーを対象に、一般公開されているユーザー・コンテンツの検索エンジンのテストを開始した。

われわれのつかんだ情報によると、FacebookのTwitterに対するシステマティックな攻撃の第4弾が用意されている。 来週、「ウェブに公開ボタン(Everyone Button)」がベータテストされるという。

現在Facebookには複雑なプライバシー設定メニューが用意されており、ユーザーは自分の投稿したコンテンツのどの部分を誰に公開するかキメ細かくコントロールすることができる。通常のコンテンツに対しては27通り、アプリケーションについては別途に17通りの設定が用意されている。しかしほとんどのユーザーはプライバシー設定を利用していない。

Facebookがリアルタイム・ニュースフィードの分野でTwitterを追い越したいなら、ユーザーインタフェースの改良や検索エンジンの設置程度では十分ではない。(こういった劇的事件を報じることができなくてはいけない―最新の例でいえば、Twitterの名は永久にイランの市民の抗議行動と結びつけられて記憶されることになった)。Facebookも一般公開されるコンテンツを必要としている。そのためには、ユーザーがコンテンツの一部をウェブに公開してくれなくてはならない。

現在のFacebookのプライバシーメニューでは、ユーザーのステータス投稿やその他のメッセージの一部だけ設定を変更することができない。この部分が改良される。ユーザーはFacebookに何か投稿するたびに好みのプライバシー設定を適用できるようになる。ウェブ全体に公開、友達に公開、友達の友達まで公開、ネットワークに公開、等々だ。プライバシー設定をさらにカスタマイズすることもできるようになる。

しかし、先頭に表示され、かつおそらくいちばん使用頻度の高いオプションは「ウェブに公開」だ。ユーザー・プロフィールは非公開のままで、時折(Facebookは「常に」を希望しているだろうが)メッセーj、リンク、写真、イベントなどをウェブ全体に公開し、検索エンジンから検索可能な状態におくことができる。」

Facebookのユーザーがこれに応じて実際にコンテンツの多くをすぐに公開するようになるかは疑問だ。ほんの2年ほど前、ユーザーはニュースストリームを嫌って反乱を起こした。大学生がFacebookの一般公開に反対して大いに文句を言ったのもそう昔のことではない。しかし結局無駄だった。 FacebookとはMark Zuckerbergが創造し支配する世界であり、わわれれはそこに住まわせてもらっているだけだ。ユーザーは結局Markの意思に逆らうことはできないのだ。.

Twitterは用心したほうがいい。遠からず第5弾も用意されるだろう。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

  • clashlanding
  • Namekawa

    失礼しました。訂正しました。

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20091114all-aboard-the-micro-message-bus/ 増殖するリアルタイムメッセージサービス。情報バスの運転席を占めるのは誰?!

    [...] もちろんステータス通知(一種のマイクロメッセージだ)はTwitter以前にも存在していた。しかし利用者が増大するにつれ、この種のサービスはますますエキサイティングなものとなりつつある。また、メッセージは公開の場でやり取りされるようになり、検索エンジンの検索対象ともなった。但し、Twitterなどのサービス運営者が「新たなインターネット」と表現したのは、140文字でウェブを代替してしまおうということではない。そうではなくウェブ界でもリアルタイムストリームがより重要なものとなり、そこから種々の方向性が生まれてくるということだった。 [...]