GoogleがWeb全体のスピードアップにいよいよ本格的に着手, 一社だけではできないと強調
by Jason Kincaid on 2009年6月24日

Googleはいつもスピードを重視してきた。極端に簡素なホームページや膨大なサーバファームを見ても分かるように、同社は検索のクェリがわずか数分の一秒で結果を返すために、極端とも言える手段を講じてきた。そして今同社は、Web全体をそれぐらい速くしたいと思っている。

同社の公式ブログに投稿されたビデオの中で、同社の優秀な技術者やエヴァンジェリスト(evangelist, 技術や製品の普及活動を担当する人)たちが、Googleの目標をこう述べている: Webをサーフィンすることが“グラビア雑誌のページをめくるように”一瞬でできること。大胆な目標であることは確かだが、この15年に達成されたことを振り返って見れば、それは実現可能と思える。問題は、そのための具体的な方法だ。

この目標への到達を支援するためにGoogleは、Google CodeのSpeedという新しい部門を公開した。このサイトにはデベロッパがコードを最適化するためのチュートリアルや技術談話、 “gzipによる圧縮の動作原理“、”JavaScriptコードの最適化といった技術記事もある。また、Googleや多くのサードパーティから選んだ各種のツールもある。

では、ユーザのWebアクセスのスピードアップという点で、現状で未解決の問題は何だろう? このサイトのFAQは、最大の問題点を次のように列挙している:

帯域が大きければ速くなるというものでもない。ほかにも、次のような要素が帯域と同格に重要だ:

  • 正しい作られ方をしていないWebサイトは不必要に遅い。
  • スピードに関して最適化されていないWebサーバが多い。
  • 10年から15年ぐらい前に設計されたインターネットのプロトコルは、WebサイトとWebアプリケーションがそれぞれ別物であることを前提としている。
  • ブラウザがスピードを重視するようになったのはごく最近だ。インターネットユーザの多くが今でも遅いブラウザを使っている。
  • インターネットを遅くしているすべての要因に対処するためにはわれわれ全員が一つのコミュニティとして取り組む必要がある。

Googleは、スピードの問題は一社だけでは解決できない、と宣言している。下のビデオで、Googleの技術担当上級副社長Bill Coughranが、その努力は“長期にわたる一連の難しい啓蒙活動”だと言っている。でもその努力は有意義だ。ビデオの終わりのほうでパフォーマンスエヴァンジェリストのSteve Soudersがこう言っている: “インターネットを高速化するという目標には、世界中の生活水準を上げるという目標が影のように付き添っている”。



写真提供: michaelmcd

[原文へ]

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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    [...] Googleはスピードに取り付かれている。多くの人が、GoogleのChromeブラウザーは、既に業界最速で、FirefoxとIEの大物たちを周回遅れにしていると言っている。しかし、それでもGoogleには十分ではない。そこで今度は、独自のウェブコンテンツ転送プロトコルに取りかかっている。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20100319google-speed-search-more/ Googleの高速化への飽くなき追求は、より多くの検索ニーズを引き出すためのもの

    [...] Googleのスピードに対する並々ならぬこだわりについては誰もが知っている。検索エンジンの設計思想にも、検索結果をできるだけ速く返し、無駄なものを排除するという考えが表現されている。そしてGoogleのスピードへのこだわりは検索エンジンにのみ現れているわけではない。Googleの開発するアプリケーションはすべて速度の面で最適化されている(これまでGmailは例外だったが、そちらも解決の見込みだとのこと)。Chromeブラウザは最強レベルに速く、登場してくるChrome OSもウェブの閲覧やコンピュータ上での各種作業を高速化するものと考えられている。 [...]