
オランダのスタートアップであるeBuddyが本日(米国時間7/8)、ついにiPhone版のアプリケーションを提供し始めた。5月にAndroid用アプリケーションをリリースした際には、記事にてインスタントメッセージ分野のスイスアーミーナイフ的万能ツールだと評している。馴染みのない人のために記しておくと、eBuddyはAIM、Facebook Chat、ICQ、Gtalk、Windows Live Messenger等を統一インタフェースのもとで使えるようにする無料モバイルアプリケーションだ。
実は本日アナウンスされたiPhoneおよびiPod Touch向けアプリケーションは、先週からApp Storeにて秘かに公開されていた(iTunes用リンク)。しかし今日にいたるまで一切のプロモーションは行われていなかった。eBuddyは、既にiPhone用ネイティブアプリケーションを公開しているNimbuzzやfring等にとっての強力なライバルとなる。またeBuddyは競合の採用していないAppleのPush Notification Serviceも採用している。これは持続的IP接続を行う機器でプッシュ機能を実装するために、外部サーバからpingを受け取るサービスだ。
プッシュ機能の搭載により、これらインスタントメッセージを携帯のメッセージサービスの代わりに利用することができるようになる。アプリケーションを終了した後も、初期設定で30分間は相手側の利用しているIMクライアントによらず(Skypeはだめだが、それはまた別の話だ)メッセージを受け取ることができる。
プッシュ型通知によって受け取れる時間については、さらに長くしたい考えではあるようだ。現状では端末側の電池寿命との兼ね合いで30分という初期設定になっている。
eBuddyはこれまでウェブ版のeBuddy Lite Messengerで提供されており、App Storeにアプリケーションが公開される前からiPhoneないしiPodでも200万人が利用しているとのことだ。これらの利用者は速やかに無料のネイティブアプリケーションに移行していくものと思われる。
実のところ、既に多くの利用者がたいした宣伝もないうちからアプリケーション版に乗り換えてはいるようだ。AppStoreの統計情報を提供するスタートアップのDistimoによると、無料ソーシャルネットワークアプリケーションのカテゴリにて、eBuddyのiPhoneアプリケーションは既に21ヵ国で首位に立ち、31ヵ国でトップ5入りを果たし、37ヵ国でトップ10に位置づけられている。
もちろん、利用者の数がそのまま収益に直結するわけではない。製品提供が無料で行われている場合にはとくにだ。eBuddyに今後の収益構造について尋ねてみたところ(ウェブ版ではまずまずうまくいっているとも言われた)、CEOのJan-Joost Ruebは1000万人の利用者を集めてから、モバイルアプリケーションの収益について考えたいとのことだった。基本的には広告や有料のプレミアム版などを考えているようだ。
Ruebによれば、現在の伸び率から考えて、本年末には1000万ユーザに到達しそうだとのこと。つまり現在の600万ユーザに400万を上乗せできれば、2009年第4四半期から利益を上げられるようになるということになるわけだ。
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(翻訳:Maeda, H)




