Wall Street JournalのJulia AngwinはAllen & Co.がメディアとビジネス界のエリートを招いて開催した権威あるSun Valleyカンファレンスについての記事で、「Sun Valleyの結論―DillerとMaloneはTwitterの将来に悲観的」と報じている。
Angwinはこれに続けて、「DillerはTwitterが収益を上げるようになる可能性について悲観的だ」として次のように書いている。
Maloneは「Twitterは広告モデルには向かないが、有料サービスモデルには多少の希望が持てる。遅かれ早かれ、消費者はこうしたサービスに金を払うようになるだろう」と述べた。Warren BuffettはMaloneとの個人的会話で、YouTubeに月$5くらい払ってもいいと述べたそうだ。
私はLiberty MediaのJohn MaloneにもIACのBarry Dillerにも深く敬意を払うものだが、2人のTwitterのビジネス・モデルについての意見についてはまったく興味が持てない。(そんなことについてはわれわれははるか昔の記事で論じている)。TwitterのCEO、Evan WilliamsがMaloneのLiberty MediaとDillerのIACのビジネスモデルについてどう思っているかの方が、その逆よりもずっと気になる。私はBuffettのYouTubeは有料購読モデルにすべてだという意見にも賛成できない。
実のところWSJの記事を読んでいて思い出したのは私の父のことだった。私が高校生時代に夢中になっていた音楽に父はよく文句を言った。父が聞いて育った音楽というのはバンジョーだかなんだかが伴奏するような音楽だったのだろうが、「近頃の音楽は聞いちゃいられない」ということだった。やれやれ。古き良き時代、というやつだ。
DillerとMaloneは巨大な会社の指揮をとっている。傘下にはAsk.comやExpediaなどがあり、ニューメディア企業、インターネットのスタートアップ企業とみなされることもある。 しかしオールド・メディアの幹部と同様、DillerとMaloneは進歩の速いこの業界ではすでに恐竜化している。そもそも2人は Twitterがどういうものなのかさえ分かっていない。言っている本人が分かっていないサービスについてのビジネスモデル談義などを聞いても仕方がない。
昔、Googleは検索エンジンで金を儲けることなどできないと考える人が大勢いた。しかしご覧の通り、その問題は解決ずみだ。膨大なユーザーが熱心に利用するサービスには金を儲ける方法が必ず見つかる。それがうまく行かないのは運用コストが高すぎる場合(YouTubeとFacebookがこれに悩まされている)と、ライバルがもっといいサービスを作ってしまった場合だ。(MySpaceがFriendsterの上手を行き、FacebookがMySpaceの上手を行った)。
ちなみに、News CorpのRupert Murdochも「会社を長期に維持できるような収入を得らるビジネスモデルがまだない以上、投資先として考えることは難しい」としてTwitterを低く見ている。Murdochは2つの質問に両方とも間違った答えを出しているのが面白い。「Twitterの買収を考えているかという質問には「ノー」と、MySpaceを売る気はないかという質問にも「とんでもない、ノーだと答えた。」
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(翻訳:滑川海彦/namekawa01)
