多くの人がGPS付スマートホンを使うようになり、Google Mapsなどのアプリケーションが現在位置を正確に割り出すことが当たり前に思えてしまう。しかし、パソコンでは事情が違う。たしかに、そのためのプラグインやGoogleツールバーなどもあるが、ほとんどの人たちはこの手のものをインストールしようとは思わない。しかし、今日(米国時間7/9)からは、ブラウザーのGoogle Mapsでも位置情報が利用できるようになる。ただし、それに合ったブラウザーを使っていればの話。
Google Chrome 2.0以降またはMozilla FireFox 3.5以降を使っている人は、Google Mapの左上端に小さな丸印があるのが見えると思う。ストリートビュー人形のすぐ上だ。これをクリックすると、地図上に現在位置が表示される。これはW3C 位置情報通知API標準を利用して実現している、とGoogleは言っている。
さてどんな具合だろうか。なかなか良い。私の現在位置は少し違っているが、ほんの1ブロック程度だ。これはモバイル機器ほど正確ではないが、あちらにはもっと正確なGPSが付いているのだ。Google Mapsの位置情報には、WiFiのアクセスポイントが使われており、なければIPアドレスから求められている。
これはGoogleにとって重要な一歩だ。Google Latitudeのようなサービスを軌道に乗せるためには、使っているのが携帯電話であろうとノートパソコンであろうと、あらゆる場所で位置情報が必要になる。また、Googleにとって位置情報は、現在位置ベースの地域限定広告に利用できるとなれば、きわめて大きいものになる。もちろん、今でもある程度は行っていることだが、正確に位置を割り出せるようになれば、さらにうまくいくはずだ。
これにはもちろんプライバシー問題も絡んでくる。そしてGoogleは、発表文のまるまる一段落を使って、これを説明している。
Googleはプライバシーについて、きわめてに真剣に取り組んでいます。したがって、お客様の位置情報を許可なく利用することは決してありません。Google Mapsの現在地(My Location)機能を初めて使う時には、位置情報をGoogle Mapsが使ってもよいかどうかをお客様に確認します。設定は後からいつでも変更できます。位置情報の利用方法の詳細については、ヘルプセンターのPrivacy and My Locationの記事(英文)をご参照ください。
ChromeかFirefoxの最新版(現在位置情報をサポートしているブラウザー2種)を持っていない人も、Gearsをインストールすれば位置情報を利用できる。Googleによると、他のブラウザーも近いうちにサポートする予定であり、現在サポートされていないブラウザーでは、現在地を示す丸印は表示されないとのこと。
アップデート:全然違う位置の地図が表示される、というコメントが多数寄せられている。違う国のことまであるそうだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)
