DoubleTwistは、MacおよびWindows用の万能メディア管理デスクトップアプリケーションで、気の利いたマーケティングチームがいるだけではなく、多くの人たちが待ち望んでいたものらしい。この無料ソフトウェアは、マルチプラットホーム版のiTunesに、ソーシャルネットワーク機能がついたとでも言うべきもので、2月に公開されて以来、数十万回ダウンロードされている(現在正確な数字は公表されていない)。
ユーザーは音楽や写真、ビデオなどのファイルをドラッグアンドドロップを使って、(ほぼ)すべてのデバイス間で共有することができ、他の人とファイル共有することもできる。doubleTwistの最大のウリは、携帯電話からモバイルゲーム機、携帯音楽プレーヤーまで数百種類のデバイスをサポートしていることだ。例えば、iTunesで買った音楽ファイルをすべて、Blackberry、Nokia電話機、Kindle、SONY PSPなどと同期することが可能で、フォーマットの互換性の心配はしなくてよい。メディアファイルはFlickr、YouTubeなどのサイトに、doubleTwistの中からアップロードできる。
このビデオでアプリが動いているところが見られる。
おそらくAppleはこのソフトの大ファンではないと思う。しかし、doubleTwistの共同ファウンダーであるMonique FrantzosとJon Lech Johansen(DVD Jonの方が通りが良い)の2人は、この数週間に秘かにアプリを拡張し、今日私に今後の計画についても語ってくれた。
doubleTwistはYouTubeからのビデオダウンロードのサポートを追加し、Android機やPalm Preでも使えるようになった。例えば外出中にAndroid G1で見たいYouTubeビデオを選んで、doubleTwistのウィンドウにドラッグアンドドロップすれば、数秒のうちにデバイスへと転送される。今後は、iPhone 3.0対応や、携帯電話メーカー数社とのプレインストール契約、ポッドキャストエンジンの改訂などが予定されている。
ガジェットマニアの日本市場への参入
doubleTwistは英語圏諸国では実にうまくいっているが、今日同アプリケーションのローカライズ版が、携帯電話マニアの国日本に登場する(当面はWindows版のみ。デモビデオ)。JohansenとFrantzosが、最初の非英語圏市場に日本を選んだ主な理由を語ってくれた。
- 多くのメーカーから無数の超高機能携帯電話が発売されているが(年間100機種以上)、ソフトウェアエクスペリエンスは今ひとつ
- iTunesの普及は世界一(ブロードバンドユーザーの4人に1人、1360万人が音楽ファイルの管理にiTunesを使っている)
- オンラインビデオの利用が多い(日本人2100万人が、YouTubeビデオを月間187分見ている。アメリカ人は月間134分)
- 高画質オンラインビデオへの強い要求(モバイルYouTubeは画質が悪いが、doubleTwistなら、YouTubeビデオを高画質で見られる。
doubleTwistの日本進出は理にかなっている。何といってもこの国は音楽と映画で世界最大の市場だ(日本では2007年に携帯電話だけで$10.2B[102億ドル]分の音楽がダウンロードされた)。アプリはNTT Docomo、KDDI au、SoftBankの国内キャリア3社から出ている約170機種の日本専用携帯電話を当初からサポートする。doubleTwistでは、各機種ごとのWikiページを用意しており、これは日本市場専用の試行サービスだが、将来はdoubleTwistが対応する全機種に拡大される可能性もある。
同社はこれまでに、Index Ventures ( Skypeの出資者)や香港拠点のHorizons Venturesなど、米国、ヨーロッパ、アジアの有名ベンチャーキャピタル数社から、シリーズA、Bの2ラウンドで計$7.5M(750万ドル)を調達している。
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(翻訳:Nob Takahashi)




