DiggBarの仕様変更はそのまま。もうURL短縮サービスではない
by Michael Arrington on 2009年7月22日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

日曜日(7/19)にお伝えしたあのDiggBarの仕様変更が、このまま続くことになりそうだ。今日中にDiggから発表があるはずだ。

われわれが初めてDiggBarのことを聞いたのは2月のことで、スタートしたのは4月だった。当時Diggは、これをURL短縮サービスであると言っていた。即ち、長いURLを短く変換して、TwitterやFacebookなどのサービスで使いやすくするものだった。ただしDiggでは他のサービスと異なり、その記事のDiggの統計情報の入った自社のツールバーをページの上部に置いた。本来のURLのページはiframeの中に表示された。

中には自分のコンテンツがDiggのデータに囲まれたフレームの中に入ることを嫌って、同サービスをブロックするサイトもあった。Diggは降参して、ログインしていないユーザーに対しては単純なリダイレクトにした。つまり、Diggを使っていない人たちは目的のサイトに普通に飛ばされるようになった。これでDiggBarに関して全員がハッピーになったようにみえた。

ただしDiggを除いては、ということだったらしい。DiggBarは、新たなユーザーをDigg.comのサイトに送り込まなくなった。Diggを使っていないユーザーかURLをクリックしてもDiggのフレームを見ることがないからだ。日曜日に発覚した仕様変更は、非Diggユーザーの扱いを変えるものだった。本来のURLにリダイレクトされていたものが、そのURLに関するDiggの記事に飛ばされるようになったのだ。実質的なおとり商法である。

休暇から戻ったDiggのファウンダー、Kevin Roseは同サービスに変更が加えられていたことを知らなかった。彼がDiggBarを使って写真のリンクをTwitterに送ったとき、投稿がDiggにも自動送信されたことに驚いた。この後みんなに、この記事をdiggしないようにと説明するとともに、あらためて、仕様変更を「知らなかった」ことをつぶやいた。その後Kevinは再々度、仕様変更のことは知らなかった、いつ始まったのかもわからないとつぶやいて、この混乱に輪をかけた。

DiggBarは今後URL短縮サービスとは呼ばないことになったそうで、Diggはこの新仕様を恒久的なものにする意向だという。また、以前DiggBarを使って作られたリンクは、旧ルールに従って処理することで、本来のサイトのトラフィックをハイジャックしていると言われないようにするとも聞いている。

一連の変更は、それ自体大きな意味を持たない。しかしこれは、Diggにはこの便利なURL短縮サービスで膨大なトラフィックを稼いでいるBit.lyをはじめとするサービスとは、争うつもりがないことを示している。こうしたトラフィックを巡ってBit.lyがDiggの直接対決を望んでいるという事実は重要である。一昨日私は、Diggがこれに気付いてすぐにこの方針変更を元に戻すであろうと予測した。しかし私が間違っていた。Diggは今の勢力図をすべて認識しているはずだ。それでも、この短縮URL分野で戦おうという意志はないようだ。代わりにURLを自分のホームページにリダイレクトして、そのトラフィックで短期的利益を上げようとしている。

私にはこれが近視眼的に思えるし、決して優れたユーザーエクスペリエンスとは言えない。しかし、Diggが今年の黒字化を期待していることは間違いない。難しい選択がなされた時には、ユーザーが何かしら不快な経験をすることもある。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

Leave Comment

Commenting Options

Create an avatar that will appear whenever you leave a comment on a Gravatar-enabled blog.

Trackback URL
  • Ads by Overture
  • MediaTemple Logo
  • QuickSprout Logo
  • OpenX Logo
  • Cotendo Logo