複数の情報筋によれば、Yahooが$20M(2000万ドル)でXoopitを買収したようだ。今朝(米国時間7/22)に買収完了間近の第一報がWall Street Journalにより報じられ、早ければ明日のFortuneによるBrainstorm Techカンファレンスで発表されるとのこと。
Xoopitというのはメールを簡単に整理して管理するためのツールだ。ウェブの検索エンジンで用いられるのと同様のインデックス化技法を使って、過去のメールおよび添付書類からデータを探し出すことができる。
Xoopitは2006年12月のシード段階に$1.5M(150万ドル)を調達し、2008年4月にはAccel PartnersおよびFoundation Capitalから$5M(500万ドル)の追加調達を行っている。これまでの調達総額は$6.5M(650万ドル)ということになる。
サービスを一般公開して以来、XoopitはGoogleの提供する無料サービスであるGmailを「アップグレード」することに注力してきた。メール内メディアの拡張検索機能や、Facebookとの連動機能などを提供してきている。Xoopitの「About」ページでも、触れられているのはGmailのことのみで、Xoopitを使ってどのように機能を拡張できるのかということばかりだ。

もちろん昨年12月におけるYahoo Mailのアプリケーションプラットフォームの登場以来、XoopitのYahoo Mail版も提供されてはいる。しかしXoopitを傘下におさめるのならGoogleであってYahooではないのではないかという思いを拭い去ることができない。
GmailやGoogle AppsはGoogleのコアプロダクトとなっているが、Googleはそもそも検索エンジンサービスを提供する企業だ。XoopitはそのGoogleが提供するウェブメールのサービスに、検索機能を追加するサービスなわけだ。経営者や投資家がXoopitを売りに出していることをGoogleが知っていたなら、Googleがこれを買わない手はないと考えるのが普通だろう。
また、売却価格が本当にほんの2000万ドル程度であるならば、Googleが金額を理由に買収を躊躇う理由もない。Googleのあげている収益を考えれば、その程度の額は小銭に過ぎない。それでGoogleは提供しているコアサービスに深く関連する機動力あるスタートアップを傘下におさめることができたのだ。さらにXoopitの設立者であるBijan Marashi(Telecom Italia、Inktomi、およびMicrosoftでの職歴も持つ)およびJonathan Katzman(元TellMe NetworksのエグゼクティブでありSoftieにも在籍していた)の二人だけのことを考えても、獲得する価値はあったはずだ。
Xoopitを獲得したYahooはおめでとうを伝えておこう。Yahooにとっても良い買い物となるはずだ。しかしそれにしてもGoogleは、なぜこの事態を看過したのだろうか。それがわからない。
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(翻訳:Maeda, H)




