Facebook、Twitter風「フォロー」機能への小さな歩み
by Jason Kincaid on 2009年7月27日

この数日間、Facebookで新しい現象が起きているらしいという情報が、複数のソースから入ってきた。友人に追加しようとしているが、まだ承認されていない相手の最新ステータスが送られてくるというのだ。つまり、プロフィールを見ることもできないユーザーの最新ステータスを見られる、ということで、これは少なくともごく最近までのFacebookにはなかったことだ。これは、Facebookが数ヵ月前に約束したTwitter風の「フォロー」機能がようやく実現し、未だ友人になっていない相手の最新ステータスを受け取れるようになったということなのだろうか。

そうではない。実はこの機能、6月終りにFacebookのパブリッシャー向け改訂ベータ版に関するブログ記事中で最初にアナウンスされていて、最新ステータスを誰に見せるかを選択できるというものだ。今後は、最新ステータスが「全員に公開」のユーザーをFacebook友だちに追加すると、相手が承認しなくても最新ステータスが送られてくるようになる。

ある意味でこれは、「フォロー」機能の将来の姿に似ているが、あまり良くできた代用品とは言えない。例えば、誰かが最新ステータスを「全員に公開」したことを容易に知る方法がないので、友人に追加した相手がそうであるかどうかは勘に頼るしかない。このために、友人リクエストがスパムと化して、みんなの受信箱を埋め尽すことにもなりかねない。とにかくこの機能、特にわれわれの読者の反応を見ると、片方向と双方向が混じりあうことによって、いかにFacebookが混乱するかを示している。

現在の設定は、どうみても変だ。3月以降、プロフィールや最新ステータスの一部を全員に公開にすると、Facebook検索や、誰かの掲示板で自分の名前をクリックしてやってきた人みんなに見えるようになった。しかし、Facebook友だちになっていない相手にフォローされて、最新ステータスが送られるというオプションはなかった。それは、Pagesという一方通行の繋がりのための機能においてのみ可能だった。ユーザーは自由にFacebook Pagesを使ることができるが、Pagesに写真などの個人データにアクセスできるような友人グループを別に作ることはできない。しかし、プロフィールとPagesの区別は徐々になくなっていく方向なので、いずれはそれも可能になるのだろう。実にややこしい。

Facebookが、待望の新プライバシー機能を公開して、細かい設定が可能になり使い方も簡単になって、すべてがすっきりすることを願いたい。ただし、その改訂では「全員と共有」することに重点が置かれる予定でもあるので、さらに問題を引き起こすことになるのではと私は思っている。

Jesse Waitesの情報に感謝。
画像提供:Shaun MItchem

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(翻訳:Nob Takahashi)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/090727_dilemma/ 【jp】情報の公開と非公開のジレンマ…SNSは過渡期的な文化にすぎないか?

    [...] さらにごく最近では、“無差別フレンド制”という別名でも呼べそうな、Twitterの“フォロワー”のような機能まで、Facebookは試行し始めた。これまた、従来からのFacebookユーザにとっては問題になりそうな機能だ。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090826facebook-reiterates-that-you-can-reject-friends-without-looking-like-a-jerk/ 不快感を与えずにフレンドリクエストを拒否するには–Facebookが永遠に繰り返すユーザ教育のテーマ

    [...] でも今みたいに巨大化したFacebookでは、いろんな知らない人からのリクエストが多くて困る、という問題がある。しかも、FacebookをTwitterと同じように(ステータスアップデートやリンクの共有化などを通じて)情報を広めるために使いたい人が多いから、そういう大量の誰だかわかんないような人たちにも自分の情報を知ってほしいという欲求がある。だからこそFacebookは”Everyone Button([ウェブに公開]ボタン)”やFan Pagesを作ったのだが、それによってソーシャルグラフが単純になるのではなく、むしろ複雑化してしまった。 [...]