AT&Tはそれでなくとも悪い評判をさらに落とすようなことをしでかした。昨夜(米国時間7/26)、4chanのトラフィックの一部をブロックし始めたのだ。〔日本の2ちゃんねるをモデルしたといわれる〕この巨大匿名掲示板は、インターネット上のあらゆるサイトと比べてもオンライン(それどころかオフラインでも)騒動を起こす能力にかけて傑出している。その4chanの人気ドメイン、/r9k/や悪名高い /b/ がAT&Tによって全米でブロックされたというのだからことが穏やにすむはずもなかった。即座に4chanの関係者やファンがこぞってバーチャル 集会を開き、巨大なデジタル暴動の陰謀を練り始めた。
しかし、今朝の東部時間8 AMになって4chanのトラフィックは回復した。AT&Tは4chanサイトに対して数時間のブロックを行ったことを認めた。(詳しい事情については下のアップデート参照)
〔中略〕
Update 6: 4chanのオーナー、Mootは運営ブログで次のように説明を行った。
実情はこうだった。
この3週間、4chanは継続的にDDoS〔分散サービス拒否〕攻撃を受けていた。われわれは、なんとか一般ユーザーに影響を与えないようなやりかたで攻撃トラフィックだけをフィルターしようと努力していた。
ところが残念ながら、われわれの防御の予期せざる副作用で、一部のネットワーク・プロバイダを通るトラフィックが混乱した。それがたまたまAT&Tだったわけだ。
これに対してAT&Tは、(/b/ & /r9k/をホストしている)img.4chan.orgのIPへのトラフィックをインもアウトも全部ブロックしてしまった。混乱の影響が出たユーザーへのトラフィックだけをブロックすればよいのに、軽率なことをしたものだ。しかもAT&Tはわれわれに事前に何の連絡もしなかった。
結局、AT&Tの側で何か邪悪な意図の下に検閲を行ったというわけではないことが確認された。要するにAT&T側でトラフィックの異常に過剰反応しただけだった。トラフィックのブロックの引き金を引いた人間はそれがどんな騒ぎを起こすか全く気づいていなかったようだ。
とんだ騒動だったが、短時間で解決して本当によかった。それに、ネット中立性と検閲という見過ごされがちな重要問題に対して図らずも関心が盛り上がったのは、禍を転じて福となすというものだったかもしれない。
この話とは別に、今週、4chanではビッグニュースを発表する予定なので期待してほしい。
連絡はいつもとおり、moot@4chan.org まで。
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(翻訳:滑川海彦/namekawa01)
