RethinkDBはSSD向けに最適化されたMySQL用ストレージエンジン
by Jason Kincaid on 2009年7月29日

ずいぶん長く待たされたが、コンピュータ業界はついに、アルミやガラスの円盤を使ったハードディスクという古くさい装置に別れを告げ、今ではすでにiPhoneなどいろんな電子装置で使われているソリッドステートドライブ(solid state drive, SSD)に切り換えていくようだ。その利点は明白だ: 円盤が回転するハードディスクと違ってSSDには可動部品がないから、情報の読み出し/書き込みなどの動作がきわめて速い。ただし今のところは、サーバをはじめソフトウェアの多くが、ハードディスクとその物理的な制約に合わせて最適化されている。この状況は、RethinkDBのような新進のスタートアップにとって好機ともいえる。同社はこのほど、完全にSSD向けに最適化されたMySQLデータベース用のストレージエンジンを構築し、データベースアクセスの高速化をはじめ、さまざまな機能を揃えて、デベロッパたちの関心を引こうとしている。

同社はY Combinatorが資金を提供しているスタートアップだが、開発に着手したのはほんの2か月前という、とても若い企業だ。しかしそれでも、製品が備えている機能はなかなかのもので、たとえば、スキーマの変更をライブでできる。つまりデータベースの構造の変更を、シンク(sync)やバックアップといった面倒な手順なしでできるのだ。また、ロック不要の同時並行利用(lock-free concurrency)という機能もある。データベースに誰かが書き込みをしているときでも、ほかの人はデータベースをロックせずに安全に読み出しができるという機能だ。さらに、データベースをアペンドオンリー(追記のみ、上書きなし)で使用するので、エラーリカバリが速くて確実だ。


【0〜200万成分の挿入に要する時間】

RethinkDBの開発方式も、データベース用ストレージソフトウェアのそれとしては比較的新しい。一言で言えばそれは「早くそして頻繁にリリースする(release early, release often)」という方式で、そのために同社は早くもアルファ以前の状態をデベロッパバージョンとしてリリースした。デベロッパはこれを、無料でダウンロードして試用できる(同社によれば、MySQLのストレージエンジンに対するAPIは良くできているので、RethinkDBの実装もきわめて容易だそうだ)。ただし、現状はあくまでも“アルファ以前”の状態だから、本番のデータを試用に使うのは禁物だ。同社は、今後数か月間、デベロッパからのフィードバックを集めて、製品を磨いていきたいと考えている。

RethinkDBの商用バージョンは半年後に発売の予定、企業向けの料金体系はCPUの台数ベースになる(サポート込みの料金として)。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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    [...] RethinkDBは、最初からSSD(solid state storage)用に最適化されているデータベースだ。SSDはすでにiPhoneやサムドライブ(thumbdrive)にも使われている。同社は先月立ち上げられ、既存のデータベース(のストレージエンジン部分)はすべてハードディスクとその制約に合わせて設計されているからだめだと主張している。SSDには、そのような設計は通用しない。同社がMySQL(ストレージエンジンの差し替え可能)でテストした結果では、RethinkDBのほうが10倍速かったそうだ。SSD対応のDBはこれから競争が激しくなる分野なので、先頭を走れるようがんばる、と同社は言っている。 [...]