
オンライン広告業界の景気後退は2009年第1四半期に始まり、第2四半期にもこの傾向は続いた。TechCrunchでも、オンライン広告の利益を分け合う大手4社(Google、Yahoo、マイクロソフト、およびAOL)の四半期毎収益を追いかけているが、この4社の状況を見れば業界の様子も分かるというものだ。2009年第2四半期は、4社合計の広告収益は$7.864B(78億6千400万ドル)だった。これは1年前と比べて3.4%の下落となっている。

経済界に於いては、2四半期連続して成績が落ちれば「後退」ということになる。前四半期には前年比でマイナス2.1%と、初めての下落を示した。そして今期、マイナス幅は多少大きくなってしまった。ただ、前期と比して期毎の下落幅は減少している(とは言っても0.18%の減少ではある)。
この景気後退は今四半期にも継続するのだろうか。あるいはSteve Ballmerが好んで口にするように、抜本的な「リセット」を目にすることになるのだろうか。現在の兆候は、オンライン広告収益は低レベルながら「リセット」に成功し、ここからは再度持ち直しそうな気配を示している。第3四半期の数値はそのうちに判明するわけだが、広告を扱うスタートアップからの話を聞くと、どうやら最悪の状況は脱したという見方が一般的なようだ。
このような見方は希望的観測に過ぎないのだが、さらなる経済的カタストロフに襲われない限り、ここ2四半期にて広告出稿は底を打ったと見ることもできそうだ。ただそこから再成長に向かうまで、どの程度の期間が必要なのかは予断を許さない。
ここまでに述べてきた数字は全世界規模の広告収入と、AdSenseおよびYahooの広告ネットワークによって支払われたアフィリエイト費用をまとめたものだ。GoogleのGoogle Enterprise Appsのライセンス費用は含まれていない。他の企業については発表された四半期決算に基づいて、全収益中に占める広告費の割合を計算している。
以下に、これら数値をまとめた表を掲載しておく。
Online Advertising Revenues (in millions)
| 4Q07 | 1Q08 | 2Q08 | 3Q08 | 4Q08 | 1Q09 | 2Q09 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| $4,758 | $5,086 | $5,185 | $5,352 | $5,504 | $5,331 | $5,336 | |
| Yahoo | $1,590 | $1,572 | $1,587 | $1,563 | $1,594 | $1,383 | $1,378 |
| Microsoft | $860 | $840 | $840 | $770 | $866 | $721 | $731 |
| AOL | $620 | $552 | $530 | $507 | $507 | $443 | $419 |
| Total | $7,828 | $8,050 | $8,142 | $8,192 | $8,467 | $7,878 | $7864 |
| Sequential Growth Q/Q | 2.84% | 1.14% | 0.61% | -7.00% | -0.18% | ||
| Annual Growth Y/Y | 8.21% | -2.10% | -3.41% |

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(翻訳:Maeda, H)
