ベンチャーの支援するIPOはしばし途絶えていたが、事態好転の兆しを示す新たな事例が入ってきた。家族の歴史を辿って系図作成を行うための家系検索サービスを行うAncestry.comが$75M(7500万ドル)のIPOを申請したのだ。SECへの申請書類はこちらで閲覧可能となっている。
Ancestry.comは、基本機能については無料で提供しているものの、膨大な数からなるドキュメントや写真などで構成される歴史資料ライブラリにアクセスするためには有料会員に登録する必要がある。Ancestry.comによれば現在の会員数はほぼ100万人に達し、会員あたりの平均収益は16ドル50セントであるとのこと。会員は月間4.1%で伸びており、会員獲得費用は67ドル30セント。個々の会員毎に見れば4ヵ月で元が取れる計算となる。同社はこの6ヵ月で$107M(1億700万ドル)を売上げ利益は$8M(800万ドル)、年間売上げは$200M(2億ドル)を見込んでいる。
尚、2007年10月にSpectrum Equity InvestorsはAncestry.comの親会社のThe Generations Network(現在はAncestry.com Incに名称変更している)に対して$300M(3億ドル)の買収を仕掛けている。この際は従業員およびおそらくは外部の投資家も株式を保持し続けており、完全な買収には至っていない。
Ancestryはウェブ上において12年の歴史を持つ。しかしその歴史は、同社が家系関連の書籍を出版した1984年にまで遡ることができる。Ancestryは現在、600名以上の従業員を抱えている。
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(翻訳:Maeda, H)





