インターネット上の公開企業の第二四半期の決算報告がほぼ出そろった。J.P. Morganが今日(米国時間8/5)顧客に送付した調査報告書は、本四半期でとくに目立つ傾向をいくつか挙げている。オンライン広告で後退が続いていることはすでに本誌も報じた(右図参照)が、いつも優等生の検索の収益も今四半期はダウンした。またディスプレイ広告は“回復の兆しが見えない”。とくに、旅行、金融、およびエンタテイメント分野の広告が大きく落ち込んでいる。
しかし、この不調の中にもわずかに勝者がいる。GoogleとAmazonはそれぞれ、検索と電子商業(eコマース)の分野でマーケットシェアを増加させた。Googleの検索全体における市場占有率は72.3%に達するとJ.P. Morganは報告している。オンラインの旅行サイトも、ホテルのルーム在庫増のため、この不況が追い風になっている。
J.P. Morganの報告からいくつか引用してみよう:
- 検索の収益が初めて前年同期比で減少した。推計では国内の収益が2%近くダウン、GoogleとMicrosoftの検索収益がほぼ横ばいだったのに対してYahooは10%近く減少した。
- 検索におけるGoogleのマーケットシェアは増加が続いている。Bingの立ち上げをものともせず、Googleは依然堅調である。09第二四半期におけるGoogle、Yahoo!、Microsoftの推定シェアはそれぞれ72.3%、20.9%、6.8%。前年同期では70.6%、22.7%、6.6%だった。
- ディスプレイ広告には回復の兆しが見えない。Yahooのディスプレイ広告の収益は前年同期比14%ダウンで、第一四半期の13%ダウンよりも下げ幅が大きい。MicrosoftとAOLも、かなり減少した。
- オンライン旅行代理店は在庫増の恩恵を受けているようだ。業界筋によると、国内と海外ともに、ホテルの室数の増加により旅行代理店の在庫を押し上げた。本四半期では、Expediaが前年同期比で泊数26%増、これは第一四半期における13%増に比べて大きな成長である。
- Amazonは相変わらずマーケットシェアを増加させている。第二四半期では北米地域において前年同期比13%増で、eBay(合衆国…自動車を含まず…で-8%)からシェアを奪い続けている。ただしトラフィックの増加幅ほぼ2150bpsは、第一四半期のほぼ3240bpsを下回った。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

