2007年、Radioheadはアルバム「In Rainbows」をオンライン公開し、購入者には自分が出したいだけの額を支払えばよいと言って音楽業界を震撼させた。これを将来の音楽配布方法と歓迎する者もいれば、大失敗だと考える者もいた。現実はといえば、そのどちらでもなかった。アルバムは大成功を収めたが(通常の方法でも販売された)、この配布手段を将来も使うかどうかについてRadioheadは言葉を濁した。しかし今日(米国時間8/5)彼らは、新しいシングルをひっさげてオンラインに戻ってきた。
「Harry Patch (In Memory Of)」は、バンドの公式サイトで今日から入手できる。しかし、これと「In Rainbows」とでは違う。価格が決まっているのだ。£1.00(約$1.70)出せば、高品質MP3形式でこのシングルが手に入る。ただこれは、Radioheadがオンラインによる実験を完全に諦めたという意味ではない。このシングルの価格が決まっているのは、主として売上げを英国在郷軍人会に寄付するという理由からだ。
Harry Patchは、最近111歳で亡くなるまで、英国の第一次世界大戦最後の退役軍人だった。Radioheadのリーダー、Thom Yorkeが、バンドのブログにPatchについて詳しく書いている。
私は、曲を手に入れると共に大義に協力するために、わずかなお金を払うのにやぶさかでないが、もっと普及している方法を使ってオンライン配布してくれたら、もう少し便利だったのにと思う。iTunesかAmazonでという意味だ。$1.70の曲を買うためだけに、クレジットカード情報を入力するのは、ちょっと厄介である。しかしもちろん、もし彼らがiTunesやAmazonで配信していたら、寄付に回る金額は減っていたかもしれない。
曲と試聴はこちらから。
[写真提供:flickr/alterna2]
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(翻訳:Nob Takahashi)




