サンフランシスコ市長、新しい情報公開サイトDataSF.orgについて寄稿
by ゲスト ライター on 2009年8月20日

この記事はサンフランシスコ市長、Gavin Newsomの寄稿。Newsomは2003年に初当選、2007年に再選されており、2010年のカリフォルニア州知事選出馬を決めている。この寄稿で、Newsom市長はサンフランシスコ市の情報公開をいっそう拡大するウェブサイト、DataSF.orgの開設について説明している。

サンフランシスコにはイノベーションの長い伝統がある。この町にはTwitterからWordPress、Kivaなど世界のあり方を変えつつあるテクノロジー企業が数々存在する。

われわれの高い技術力を生かし、サンフランシスコ市は市の所有するデータへのアクセスを拡大すべくDataSF.orgを開設した。

市は生データから高度に処理されたものまで、さまざまな形式の電子データを所有している。この新しいウェブサイトは、そうしたデータを公衆がたやすくダウンロードできるように集中処理するセンターの役割を果たす。たとえば、警察からは犯罪統計のデータが常時アップデートされる。公衆衛生局からはレストラン検査の情報が公開される。DataSF.orgは、オープン当初から警察、各種公共事業、交通局などの100系列以上のデータセットを公開している。

有能なソフトウェア開発者が、たとえば、犯罪データと賃貸物件のリストをマッシュアップしてユーザーの部屋選びを助けたり、衛生法規の違反情報に基づいてレストランを格付けするiPhoneアプリを作ってくれるのではないかと期待している。

DataSF.orgの狙いは、サンフランシスコ市役所のデータをいっそうオープンにし、サンフランシスコ最大の資産、すなわち市民の高度なIT技術を活用して自由に利用してもらう点にある。DataSF.orgがFacebookやAppleのiPhoneのようなアプリケーション・プラットフォームとして開発者コミュニティーによって創造的に利用されることを期待している。

われわれの市の情報のオープン化の努力はすでに実を結びつつある。情報を役所内に留めておいたのではとうてい期待できないような新しいサービスが生まれている。たとえば、今年夏に入って、環境局が公開したリサイクルに関するデータに基づいて、サードパーティーのデベロッパーが市民の居住地域でのリサイクル活動を助けるEcoFinderというiPhoneアプリケーションを開発している。

市のデータをひとつのサイトに集中してコミュニティーに公開し、利用しやすくすることにより、地域産業の活性化、雇用の増加を通じて住みやすく働きやすいクリエーティブな文化都市としてのサンフランシスコの町づくりに貢献できるものと信じている。

市民参加を拡大、深化させることで、市と市民が一体となってさまざまな共通の課題に挑戦することができる。もろもろの抵抗に打ち勝ち、行政からのデータ公開の流れを確実なものにしていく道が開ける。市民、NPO、民間企業、大学、各レベルの自治体、連邦政府が一体となって情報公開を阻む壁に挑むことが必要だ。DataSF.orgは、より開かれた、より透明性の高い政府という目標に向けて、オバマ大統領、VivekKundra連邦政府CIOらのリーダーシップにより続けられている努力の一環である。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20091001an-app-contest-for-san-francisco/ サンフランシスコ市が行政データ有効利用アプリケーションのコンテストを主催する

    [...] 誕生してまだ6週間にもならないDataSF.orgを立ち上げた理由もまさに、このような積極的なイノベーションを期待するからです。 [...]