
AppJetのEtherPadはGoogleドキュメントに似たクラウド・ワープロだが、最近、共同作業機能を改良し、非常にクールはツールに仕上がっている。要チェックだ。新しく導入されたのはTime-Sliderと呼ばれる機能で、文書の編集履歴をワンタッチで完璧に再現することができる。
仕組みはこうだ。EtherPadはユーザーの入力をすべてリアルタイムで記録する。EtherPadで文書を作成中にTime-Sliderボタンをクリックすると、その文書がどのように編集されてきたか、始めから高速再生される。このツールにはタイムラインのバーがあり、ユーザーは文書の編集過程のどの時点でも選んで、そこから再生を開始することもできる。
ユーザーはまたタイムラインの必要な個所にブックマークしておくこともできる。このTime-sliderという機能はたいへん優れたアイディアだ。文書が次第に形づくられていく過程をアニメーションで見るだけでも面白い。しかし真面目な話、多数のユーザーが共同作業をしている場合など、文書の編集過程をこのように簡単にチェックすることができるツールの価値は大きい。
Time-Sliderの面白いサンプルはこれだ。ベンチャーインキュベータのY Combinatorのファウンダー、Paul Grahamがスタートアップの成功の秘訣についての記事を書いているところが記録されている。
EtherPadはリアルタイムかつグループの共同作業に向いたクラウド文書作成ツールを求めていた元Google社員たち(オンライン・プログラミンツツールのAppJetを見つけて資金を投資した)のアイディアから生まれた。最初のローンチ以後、EtherPadは次々に重要なバージョンアップを重ねている。Appjetは最近ビデオチャットのスタートアップ、TokBoxと提携して文書の共同制作機能を提供している。
また、この夏には新しいユーザーインタフェースが導入され、MS Word、PDF、プレーンテキスト、HTMLフォーマットのファイルを読み込めるようになった。AppJetは太字、下線、イタリック、打ち消し線などの基本的フォーマットをサポートし、wikiページの作成をWordやGoogleドキュメントで普通の文書を作るのと同じように行えるようにした。またブレット記号を挿入して箇条書きにすることもできるようになった。この勢いでEtherPadが機能を充実させていけば、やがてGoogleドキュメントに脅威を与えるようになるだろう。
〔訳注:日本語の入力はFirefox 3.5.1では正常に実行できたが、IE8、Chrome 2.0、Opera 10.0ではいずれも不具合があった。〕
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(翻訳:滑川海彦/namekawa01)
