
このゲスト記事を書いたLarry Chiangは、Duck9の協同ファウンダで、BusinessWeekにブログを書いている。今日(米国時間9/29)の彼は、財務系スタートアップの大会であるFinovateを取材してくれた。
ニューヨーク市で今日行われたFinovateスタートアップカンファレンスでは、投資の冷え込みや景気の沈滞の中で金融財務系のスタートアップがとても元気であることが証明された。
Finovateに集まるのは、その名のとおり金融財務系(financial)のイノベーション(innovation)を目指す企業だ。とくに個人向けのサービスを手がけるものが多く、インターネットの庶民的な普及が進む中で着実な成長を遂げている。彼らはアイデアを提示するだけでなく、既存の一流企業への売り込みにも熱心だ。また、製品をすでにホワイトレーベル化してそれら既存企業(T-Mobileの広告、Yahoo、Bank of Americaなど)のサイトへの組み込みに成功しているところも多い。ユーザインタフェイスはどこも平均以上のできで、それはFinovateの昨年の優勝者Mintに影響されているものと思われる。
今年の最優秀賞を獲得したのはテキサス州オースチンのKasasaだ。ここは、開設費無料の預金口座を多くのユーザに持ってもらうために、賞品や慈善事業への寄付など、さまざまな工夫をこらしている。同社は地域の銀行家と一緒にデモのステージに立ち、Kasasaがユーザにサイト上で預金口座を開設させていることを証言させた。BillShrinkは、ユーザが住む地域または現在居る場所の、手数料無料のATMの位置情報を教えてくれる。また、同じくユーザが居る位置に基づいてサービスや条件の良い銀行を選んでくれる。Canopyには医療費をよく理解し管理するためのツールがあり、医療貯蓄口座(Health Savings Accounts, HSA)の案内などもある。このたいへんおしゃれなiPhoneアプリケーションは、ユーザのHSAに見合う医療サービスを教えてくれる。
今大会のいちばん典型的と思われる企業がSmartyPigだ。ここは貯蓄にソーシャルな要素を加える。各ユーザが自分の休暇旅行やゴルフクラブセット購入のための貯蓄計画をコミュニティと共有し、みんなからアドバイスなどをもらう。FinanceWorksは、複数のオンラインバンクのデータをTurboTax上に集積するサービスだ。Outrightは、個人営業(たとえばeBay上の売り手)をしている人の売り上げデータをまとめて記帳してくれる。四半期ごとの税の前納のための面倒な計算もしてくれるから助かる。Home-Accountは住宅ローンを選ぶ人のためのKayakだ。このサービスは、Homes.com、Movoto.com、Bills.comといった有名サイトだけでなく、B級やC級の企業、たとえばFreedom Financial Networkなどからも情報を集めてくる。
今日デモをしたサイトにほぼ共通してあるのは、支払いの記帳、ローンショッピング(有利なローンを選ぶ)、支出の集計と記帳など、消費者の日常の財務活動のための機能だ。過去の支出の記録から今後の動向を予測してくれるサービスもある。たとえCredit.comは、20ページ以上ものクレジット報告書を一つのグラフで見せてくれる(傾向の把握や将来予想もする)。
消費者向けの財務サービスの中核部分は、お金の「入り」と「出」の把握と管理だ。ダッシュボード的なソフトによって企業のトップが売り上げや経費の将来予測をできるようになったのと似て、平均的な消費者も今では、家計の現状を把握し将来を予測するためのデータをこれらのサービスを使って十二分に入手できる。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
