悪徳商法と、べらぼうに儲けることは同じではない
by Michael Arrington on 2009年10月5日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

先日の本誌記事、Cash4Goldの驚異の成長と利益率[英文]に対して、大量の否定的反応があった。事業開始3年目になる今年、軌道に乗ったCash4Goldは、収益$160M(1億6000万ドル)、利益$50M(5000万ドル)を記録した。そのすべてが、金製アクセサリーの現金買取りによるものだ。

コメントの中には、米国政府がCash4Goldを使って国家債務を支払うという、かなり笑えるOnionのジョークを紹介したものもいくつかあった。しかし、残りの殆どは、この会社が悪徳商法であると言っている。

例えば:「この会社は、客の無知や自暴自棄につけ込んで、本来の金の価値よりはるかに安く買い叩いている。この利幅が本当なら、彼らは無知な大衆から詐取しているのと変わらない。ネットを探せば、奴らの悪徳ぶりを書いた記事が山ほどでてくる。非常にいかがわしいビジネスだ・・・。」

他にも:「ビジネスと盗っ人は違うはずだ。この会社が未だに商売を続けていることが信じられない。国は何らかの規制を作ってこの業界を監視すべきだ。不況のせいで、人々が自暴自棄になっているところに、彼らはつけ込んでいる。経営者たちはよく平気でいられるものだ。彼らは金に困っている人たちをだましている。」

さらには:「この会社は法の網目をくぐる詐欺師のようなもの。ぼろ儲けするには人を騙すのが一番だからね」

等々。

ここでの最大の不満は、この会社が客に提示する価格が、その時の金のスポット価格と比べて安すぎるというものだ。私の理解では、スポット価格の50%以上を払わないことが会社の目標のようだ。運営費とかなりの額の宣伝費を除けば残りは利益だ。

そして、企業が利益を上げることに何の問題もない。この会社は客に便利なサービスを提供している(客が金製品を送るための着払い返送用封筒を送り、保険料を払い、提示価格に同意しなければ、金を送り返す)。ここのサービスが気に入らなければ、他を探せばいい。同サイトには、質屋や地元の宝石店やeBay、Craiglistなどのネットサービスの方が高く買ってくれるかもしれない、ということまで告知されている。

総合的にみて、私にはCash4Goldに倫理的に重大な問題があるように思えない。ただし、もしこの会社が、提示価格を拒否した客に返品していないのいうのが真実だとすれば、それは改善しなければならない。しかし、ひどく値切ったり、安い見積りを出すことは、悪徳商法ではない。それはビジネス上の一つの判断にすぎない。

そこには、Googleが腹立たしいほど利益を上げていること以上の倫理的問題はない。WindowsやOfficeの特権的販売も。野球場の法外な値段のホットドッグ売りも。ホテルの$30のwifiサービスも。

個人的には、この会社が金のスポット価格の例えば50%とか66%などの定率を払うと約束した方が良いと思っている。そうすれば、みんなも提示された額の意味がもっとよくわかるだろう。この業界の競合の多さを考えれば、いずれ似たようなことが起きても不思議はない。

しかし、「悪徳」という言葉は、もっと陰湿な物事のためにとっておこう。例えば、われわれの個人データを売って大もうけしているJigsaw。あるいは、去年われわれが報じた、ユーザーが自動的に無意味なクレジットカード支払い契約をさせられるInteliusの詐欺

途方もない利益を上げることは、嫉妬を買うかもしれないが悪ではない。あれだけ多くの人がCash4Goldのサービスを利用するのには理由がある。簡単で便利だからだ。彼らのサイトには、守られない約束は書かれていないし、客をひっかけたり、騙したりもしていない。単に安く買って高く売る、これぞ資本主義の極みだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

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