鳴り物入りでスタートした検索エンジン、Wolfram Alphaのウェブサイトは今のところまだこれというほどのトラフィックを集めていない。しかしこの検索エンジンの核心はデータの高度な処理にある。Wolframには非常に面白いデータが蓄積されており、適切に利用されれば大いに役立つはずだ。今日(米国時間10/15)、WolframAlphaがAPIを公開したので、サードパーティーがこれを実際に試してみることができるようになった。
WolframではAPI (ここから利用できる。このサイトは本日中に公開予定)は、他のウェブサイトへのデータの挿入、携帯アプリ、クラウド・コンピューティング・アプリなど、さまざまな利用法が考えられるとしている。また正確なデータを引用する必要があるブログ記事にも利用できる。
われわれがすでに報じたとおり、WolframはMicrosoftと提携契約を結んでいるので、このAPIを大規模に利用する最初のウェブサイトはMicrosoftの新検索エンジン、Bingになるだろう。しかし、それより先に、近々Wolfram自身がAPIを利用してAlphaのiPhoneアプリをリリースしようとしている。このiPhoneアプリは、APIが正しく作動するかどうかのテストの役目も兼ねているのだそうだ。
comScoreの統計によると、Wolframのトラフィックは前評判に煽られる形でローンチ当初にかなりのレベルに達したが、7月には反動で大きく落ち込んだ。しかしその後は再び成長を始めている。(グラフを参照)。iPhoneアプリとAPIがさらに勢いをつける役に立つだろうか? 今後に注目だ。いずれにせよ、重要なのは、WolframAlphaの最大の資産である高度なデータ処理のノウハウが広く利用可能になったことだ。
技術的にいうと、WolframのAPIはRESTスタイルのウェブサービスであり、インターネットに接続してさえいれば、どんなコンピュータやデバイスからでも呼び出せる。またHTTPとXMLをサポートしている限り、どんなプログラミング言語からでも利用可能だそうだ。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01)




