
先週本誌は、スポンサーが前に載ったコンテンツを見つけてそれを自分の広告で包むという、新しい種類の広告をDiggがテストしていると報じた。そして今朝(米国時間10/16)、そういう広告の初物が実際にDiggに登場した。なかなか、グレートなアイデアのようだ。
ぼくも実際に見るのは今朝が初めてだから、広告中のかんじんのDiggのコンテンツ部分がスポンサー(広告主)にリンクしてるのか、それともコンテンツ本体にリンクしてるのか、これまではよく分からなかった。実はそれは、元のコンテンツ本体(Diggの記事)のパーマリンクのページにリンクしているだけでなく、それが広告配信元のDoubleClick〔日本法人〕の参照を介して行われるのだ。だから、そう、Diggはこれらのクリックをすべて数えて記録できるし、ユーザは自分が見たいコンテンツへ行くことができる(ただしこの広告は現状ではCPMベースだそうだが)。まさにウィンウィン(win-win)のソリューションだ。
この最初の広告はご覧のように、Warner Brothersの新作映画Where The Wild Things Areの広告だ。そこに、この映画に関するDiggの過去の人気記事3つがくっついている。各記事は、こうやってWarnerが広告に使う前にすでに何百回もdiggされている(最高が585回)。しかしDiggの欠点は、メインページから外れてしまった記事が再び読まれる機会が、なかなかないことだ。でもこの広告は、古いコンテンツを再び浮かび上がらせることができるし、しかもDiggには広告料が入る。
もちろん、広告だからそれらしき派手なグラフィクスもある。そこをクリックすると、ふつうの広告と同じく、この映画のWebサイトへ行く。
Googleが検索結果の文脈広告で巨額を稼いでいる中で、全体としてのインターネット広告はまだまだ多くのサイトにとって十分な収益源になっていない。Googleの検索結果の広告リンクを除いては、ユーザが広告を実際にクリックすることがめったにない。何かの間違いでクリックしたり、だまされてクリックする(それをコンテンツの一部だと思う、ゲームだと思う、何か賞品がもらえると思う、などなど)ぐらいがせいぜいだ。ユーザが過去にクリックしたものを使って稼ぐという、このDiggのやり方は、だからとてもおもしろい。
なお、この広告は記事の途中に現れる広告付きのDigg Adsとは違う。Digg Adsは、ユーザが好き嫌いを投票できる広告のことだ。今回の新しい広告は、記事中に広告を入れるのではなく、逆に、広告中に過去の記事を入れるのだ。
でも今後Diggが、こういうタイプの広告をほかのサイトにも展開しようとすると、どういうことになるのだろう? Diggのコンテンツへ連れて行かれる広告を、ほかのサイトのビジターが実際にクリックするだろうか? また、そのやり方による大量展開に対して、広告主は喜んでお金を払うだろうか? まさにこれは、ビリオンダラークエスチョン(billion dollar question, 大金がかかっている疑問)だぞ。
アップデート: Diggによると、このタイプの広告は当面CPMベースだが、Diggのそのほかの広告はCPCだ。しかしそれでも、Diggは(DoubleClickを介して)これらの広告のクリックを数えることができる。だから広告主がOKと言ったら、簡単にCPCに切り換えることができる。〔訳注: その場合、従来のCPCとは意味が違ってくる…クリックしても広告主のページへは行かない…が、単なるCPMに比べると広告効果の測度として信頼性がかなり高いと言えそうだ。〕
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))




